パーマは悪?薄毛にパーマはかけていいの?

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ここ最近、おしゃれにパーマをかけている男性が増え、今やパーマは女性だけのものではなくなりました。

パーマをかけることによってヘアスタイルの幅も広がり、チャレンジしてみたい方も増えているようです。

そんな中、薄毛が気になり始めた男性からパーマについて質問を受ける事が多くなったので、薄毛の方に対するパーマについてまとめてみました。

この記事を書いたのは?

ヘアスタイリスト
マリコ

東京で20年美容師をしておりましたヘアスタイリストのマリコと申します。

渋谷や原宿で勤務しておりましたが、お客様比率は学生さんよりもバリバリ働く世代の男性が多い美容室です。

薄毛の方や薄毛予備軍の方も多く、ヘアスタイルについて共に研究を重ねてきました。

同じ店舗で長年ヘアスタリストをしていたため、お客様の薄毛の進行や改善など、じっくりと身近で見させていただきました。

実際、薄毛の方へパーマを施術した事も多く、長いスパンで経過を見てきました。現在パーマを検討されている薄毛の方のお役に立てれば幸いです。

薄毛の人にパーマは必要?

パーマスタイル」と聞くと、グリグリ、クルクル、いかにもパーマをかけました!というスタイルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

実はこの10数年で、美容業界のパーマにおける様々な事が変わりました。

使用する薬液はかなりダメージが抑えられ、パーマで作られるヘアスタイルも飛躍的に増えました。

ざっとヘアカタログなどを見ても「このスタイルにパーマってかかっているの?!」と驚くほど自然にパーマをかける事も可能になりました。

もはやグルグルやクリクリなどありません。(もちろん意図的にかける事もあります!)

パーマ技術が伸展したため、骨格や癖をカバーし希望のシルエットに仕上げる精度が上がりました。

美容室でセットしてもらっても自宅で再現できないという声を多く聞きますが、パーマをかけるとスタイリングがとても楽になり、再現性も高まるというメリットがあります。

薄毛の方の多くは、部分的にボリュームが乏しくなっているため、全体のシルエットを整える事が難しく、スタイリングにムラが出やすいのです。

ここがポイント!

パーマをかけることによって、欲しい場所にボリュームを加えられますし、日々のスタイリングも決まりやすくなります。

この事から、私自身、薄毛の方へパーマスタイルをおすすめする事が多いです。

どんなかけ方があるの?

先ほど、「グルグルクリクリではない」と申しましたが、昔は毛先から根元まで均一にビシっと巻くのがパーマ!という風潮でした。

そのようにかけると、もちろんグリグリになります。最近では根元から毛先まで巻くのではなく、毛束の必要な部分にのみパーマをかけるのが主流です。

また、全ての髪(全頭)にかけるのではなく、部分的にかける事が多くなりました。例えばバング(前髪)だけ、トップ(頭頂部)だけなどにパーマをかけます。

パーマがかかっていない部分とのなじみも非常に良く、とても自然に仕上げる事ができます。そして巻く場所以外に、巻き付ける時に使用される道具も様々な形状のものが登場しています。

このように、巻く場所、巻き方、巻く道具を使い分ける事によって作られるスタイルが無限に広がりました。

ここがポイント!

パーマっぽい仕上がりだけでなく、隠れパーマによってボリュームも自由自在にコントロールする事ができます。

次は、かける時に使われる道具について特徴をまとめてみます。

ロッドを使うパーマの特徴

ロッドに巻きつける事により、規則的でしっかりとしたカールやウエーブが出ます。

ロッドの大きさは様々なのでふんわり自然にかける事も、クルクルのカールを出す事もできます。

立体的なカールを形成するので、トップやバングの根元を立ち上げたい時に使用される事が多いでしょう。

ある程度、髪の長さが必要です。

ロッドを使わないパーマの特徴

毛束をコットンではさみ、地肌に貼り付けるようにピンで留める「ピンパーマ」があります。

平面的なカールが出せるので、ボリュームを出したくないけど毛先は流したい場所に多用されます。

サイドの髪が立ちやすい人、襟足やもみあげが浮きやすい人におすすめする事が多く、部分的に施術する事が多いです。

ここがポイント!

床屋さんでは非常に小さなロッドがありますが、美容室ではそこまでの用意がないので、髪が短すぎる方はピンパーマでかけてもらうと良いでしょう。

パーマをかけると薄毛は進行する?

様々な情報があり、一部では絶対かけないほうが良いとも言われている薄毛の方へのパーマですが、実は科学的な根拠はないという事です。

薬液を塗布する際、どうしても地肌につくので、薬剤が浸透し薄毛を加速させると言う方が多いのですが、毛髪を生み出す毛母細胞へ直接作用するという結果もありません。現在ではあくまで「可能性」が語られています。

ただ、パーマ液の種類によっては強アルカリ成分のものがあり、皮膚の弱い方だと刺激を感じ炎症が起こる事がまれにあります。

炎症から脱毛につながることはあるので「パーマで絶対ハゲない」とも言い切れません。

また、パーマをかける美容師側が不慣れで、巻きつける時に過度な力がかかる(ゴムかけがきつい)と脱毛の原因になりうると思います。

ここがポイント!

いずれにせよ、はっきりとした因果関係が発表されておらず、脱毛や薄毛の原因は複合的なものが多いのでパーマが原因で薄毛が進行するとは言えないのが現状です。

実際どうなの?パーマはハゲる?

結局、ハゲるともハゲないとも言えないじゃないか!とモヤモヤした気持ちになってしまったので、私が実際に担当した薄毛の方へのパーマ実例をご紹介します。

薄毛でもパーマをかけた男性、女性はたくさんいらっしゃいました。

その方たちは定期的にパーマをかけられていましたが、「毎回、それも年単位で」という方ばかりではありません。あくまでおしゃれを楽しむというスタンスでした。

同じ美容室に長年勤務しているので、そのお客様の薄くなり始めからその後まで、長い方だと20年ほどお付き合いさせていただいています。

その中でも特に薄毛予備軍で、来店ごとのパーマ施術をしていたお客様の事を紹介いたします。

パーマスタイルを望むお客様に施術した例

その方は30代前半の男性で、髪の毛が細く柔らかいので元々ボリュームが出づらい事を悩んでいました。子供の頃から毛量は少なめでしたが、20代後半からさらに少なくなってきたような気がするとおっしゃっていました。

見させていただいたところ、おでこが広く全体的に少なめですが、少々M字型かな?と思う程度で頭頂部には充分な髪が生えていました。

そしてサイドの髪が立ち上がり、トップは寝やすいという生えグセのためシルエットが横広がりになっていたのでパーマをお勧めしてみました。

薄毛を気になさっていたのでパーマの提案を断られるかな?と思いましたが、そこから毎回パーマを施術するようになりました。

使用する薬液は刺激がなるべくないもの。トップはロッドで根元を立ち上げふんわりと、広がりやすいサイドは根元のボリュームダウンを狙ってピンパーマでかけていました。

スタイルチェンジもされていたので、少し長めにして全てをロッドで巻く事もあれば、短めにしてピンパーマだけにすることもあり、様々なヘアスタイルを楽しんでいました。

パーマの周期はカットと合わせて2ヶ月半から3ヶ月に一度。そんな周期でかれこれ10数年担当させていただいています。パーマをかけなかった回は一度もありません。

薄毛は進行したのか?お客様のその後

10年以上、年に4〜5回パーマをかけてきたお客様も40代半ばにさしかかります。

気になる薄毛の状況はと言うと、わずかに額が後退したかな?という程度です。

「パーマで進行したのでは?」と言われそうですが、もしパーマが第一の原因だとすれば、パーマをかけ始めた頃に脱毛症状に気がついているはずです。

明らかにパーマが悪影響」と、私かお客様本人が感じたらすぐに施術をやめましょうという前提でパーマをかけ続けていたので、結論としてパーマは薄毛を加速させることはないと思っています。

ここがポイント!

もちろんどんな方でも大丈夫という保証はどこにもありませんが、お客様に合った薬液を選び、肌や髪になるべく負担のないものを使用すれば薄毛を加速させることはないと知りました。

現在でもそのお客様はパーマスタイルを楽しんでおられます。

パーマをおすすめしない場合とは?

ボリュームのない部分をカバーするのに最適なパーマですが、薄毛の方全員におすすめする訳ではありません。様々な要望、様々なケースがあります。パーマをかけられない場合はお断りさせていただく事もありました。

ではどのような状態だったのか?次は実際にパーマをかけなかった実例をご紹介します。

そもそもの毛量が少ない時

薄毛の状態は個人差があり、段階的に進んでいきます。

M字型の薄毛の場合は顔周りの毛量が少ないだけで、バングの奥やトップの毛量は残っている事が多いので、薄いところにかぶせるようなスタイルを提案しパーマをかけます。

しかし、O字型の薄毛の場合は一番高さが欲しい頭頂部の髪がないため、サイドをどんなにタイトにするようパーマをかけてもヘアスタイルとしてシルエットが不自然になりバランスが取れません。

少々薄い程度なら問題ありませんが、ほとんど生えていない状態ですと、頭頂部を隠す事ができないため、あえてパーマを施術する事はありません。その場合は潔くベリーショートをおすすめしています。

M字型でもかなり進行していればパーマをかけるのは難しいでしょう。

ここがポイント!

目安として、両側のそりこみ部分が頭頂部近くまで食い込んでいたらパーマをかけてもカバーできないと判断し、施術をしない事がほとんどです。

コンディションが悪い時

薄毛がさほど進行していなくてもパーマをお断りする事があります。

先ほどあげた実例のお客様はコンデションが良かったためパーマをおすすめしましたが、コンデションが明らかに悪いと感じるお客様は薄毛を進行させる可能性が非常に高くなります。

ここがポイント!

「薄くなってしまった」と感じてからでは遅いのでかなり慎重に判断しますが、その判断基準が頭皮と髪のコンデションです。

どのような状態を指すのかをあげてみましょう。

頭皮の状態

  • 部分的、又は全体的にカサカサしている時。
  • 皮膚が炎症気味で、複数箇所グチュグチュしている時。
  • お顔や頭皮にニキビのようなふきでものが複数ある時。
  • 円形脱毛症がある時。

などです。

これらの場合、頭皮がすでに何らかの刺激により敏感になっているため、パーマ液の刺激に絶えられないと判断し、施術を見送ります。

パーマをかける薬は液体なので、地肌につかないよう塗布する事はできません。円形脱毛症は炎症とは違う症状ですが、疾患(病気)ですから無用な刺激を与えない方が良いです。

髪自体の状態

  • 髪がハイダメージ状態の時。
  • シャンプーをしているにもかかわらず、髪がベタベタと脂っぽくなってしまう時。
  • 切れ毛などがすでに始まっている時。

などです。

切れ毛はハイダメージと同じですが、見た目で分からない場合もあります。

濡らした時、髪に弾力がなく軽く引っ張ると1.5倍以上伸びる場合はかなりダメージが進んでいる状態と言えます。

頭皮や髪自体が脂っぽい場合はパーマが非常にかかりづらく、強い薬液を使用しないとかからない事がほとんどです。

パーマは薄毛を進行させる可能性が低いとは言え、刺激が強すぎると肌の炎症を起こしやすいので見送る事が多いです。

パーマをかけたい時は事前にコンディションを良くしておく必要あり!

頭皮や毛髪のコンディションが悪いと、パーマ施術をお断りする場合がある事はお分りいただけたと思います。

パーマを検討している方は断られないよう、頭皮も毛髪も健康で良い状態にしておく事が大切です。

ここがポイント!

状態に差があるので、整えていく準備期間は人それぞれですが、日常的に「ダメージを与えない」事を習慣づければ好きなタイミングでパーマをかける事ができます。

これを機に、頭皮や毛髪に良い習慣を身につけると良いでしょう。

コンディションを良くするものとは

頭皮も髪も共通して言えるのは、まず刺激になるものを与えない事が大切です。

シャンプーやトリートメントなど、日常的に髪や頭皮に付けるものを見直してみましょう。

ここがポイント!

シャンプーは脱脂力の強すぎないアミノ酸系の洗浄成分(界面活性剤)が使われているものを選んでください。

詳しくは当サイトのこちらが非常に分かりやすいです。

【毛髪診断士が選ぶ!】頭皮・毛髪にやさしいシャンプーランキング6選

薄毛が気になる部分の毛髪は、髪自体が細くなっており切れやすいので脱脂力の強いシャンプーを使うとさらに拍車がかかります。

優しい洗浄成分で洗い上げる事をおすすめします。頭皮にも低刺激なので、毎日使用するシャンプーには特に気を使いましょう。

育毛剤は使用するべき?

サロンでパーマを断られないためには育毛剤を日常的に使用する事をおすすめします。

かなり進行してしまった薄毛には効果を実感しずらいですが、それ以外の方は薄毛が気になったら使い始めると良いでしょう。育毛効果、発毛効果、抜け毛防止と効果は様々です。

現在、市場には大変多くの育毛商品があふれています。どれを選んだら良いか迷っている方はこちらを参考に選ぶと良いでしょう。

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育毛剤や発毛剤は商品によって有効成分の含有量がかなり違います。

また、その効果を実感するには最低半年使い続けなければなりません。

期間の個人差はありますが、一ヶ月でフサフサになる事はないので根気よく続けましょう。

ここがポイント!

パーマをかけてみたいけど毛量不足で踏み込めない、又はこれからもパーマを楽しみたい方は自宅でのケアも必須です。

育毛剤の他、シャンプーや整髪料などの関連商品を出しているメーカーもあります。せっかく使うなら同ブランドで統一した方がより効果を実感しやすいと思います。

パーマヘアに育毛剤を使用してもいいの?

パーマ経験者の方はご存知だと思いますが、サロンで「パーマをかけた日はシャンプーしないで下さい」と言われる事が多いです。

パーマが取れやすくなるなどの理由からお伝えしますが、育毛剤などを日常的につけるとパーマが取れやすくならない?とお客様から質問された事がありました。

毛根に働きかける薬ですから心配になるのも分かるような気がします。

ここがポイント!

しかし心配ありません。
育毛剤の有効成分にパーマを落とす成分は確認されていません

むしろ、育毛剤を使用せず、毛髪がどんどん痩せて細くなるとパーマもかけられなくなりますから、毎日正しく使用して下さい。

パーマをかけた後のお手入れは?

パーマをかけるとお手入れが楽になったという意見と、スタイリングが難しくなったという正反対の意見を見かけます。

ネガティブな意見が出てしまう理由は、「今までと全く違ったヘアスタイルにしたから」というケースが多いです。

パーマはかけっぱなしで何もしないという方には少々難しいかもしれません。やはり、ある程度のスタイリングは必須になります。

スタイリングと言うと大げさに聞こえますが、「整髪料をつけて整える」だけです。

例えばちゃんと乾かす事や、後ろや前に髪を流す、根元を立ち上げるなどです。

パーマはゆるめで、部分的にかける方が今までと変わりなくスタイリングする事ができるので、「やりずらい」と感じる事は少ないと思います。

ここがポイント!

初心者の方はまず慣れるために、部分パーマから始めてみると良いでしょう。

乾かし方のコツ

まず、「パーマをかける」という事は、トップの根元のボリュームアップやサイドのボリュームダウン、後ろや前に毛流れを作るためにかけると思います。

その狙ったボリューム感や毛流れの方向を無視して乾かすと台無しになる事を忘れないようにしましょう。

どんなヘアスタイルのためのどんなパーマなのかを施術した担当者によく聞き、アドバイス通り乾かしましょう。

ここがポイント!

ドライヤーを使って乾かしますが、強風で乾かすとカールの形状が崩れやすいので、弱風で遠目から風を当てるときれいに乾きます。

濡れ髪にそのままスタイリング剤を使用しセットする方法もありますが、薄毛を気にされている方は濡れた状態で長く過ごすと頭皮環境が悪くなりやすいです。

湿った頭皮に整髪料をつけ放置すると雑菌が繁殖しやすくなるため、整髪料を使用する前はしっかり乾かしましょう。

整髪料はどんなものがおすすめ?

先ほどもあげましたが、育毛剤の他にも整髪料を生産しているブランドがある場合は、同じメーカーで統一する事をおすすめします。

ワックスやミストなどにも育毛成分が含有されている場合があるため、相乗効果が得やすくなります。

少なくとも薄毛の方に向けた商品なので、他のメーカーよりも薄毛に悪影響を与える成分は排除されているはずです。使用感も薄毛の方ベースなので何かと使いやすいのでおすすめです。

大体がワックスかヘアクリームになると思いますが、薄毛の方に極端な束感の出る整髪料は向いていません。

髪が束で固まっていると地肌が見えやすいので薄毛をさらに強調してしまいます。トップは柔らかめのワックスかクリームでスタイリングしましょう。

ここがポイント!

そしてスタイリングのコツですが、整髪料を部分的に使い分けるとさらに良いです。

例えば、サイドが浮きやすい方ならその部分だけもっと強い整髪料(ジェルやハードワックスなど)をつけたり、トップがどうしてもつぶれやすい方はワックスで整えた後、トップのみ軽くハードスプレーをかけると1日中崩れる事なくキープできます。

このように、整髪料も2種類を部分的に使い分けると薄毛をよりカバーする事ができるでしょう。

忘れがち!整髪料は毎日しっかり落としましょう

ここで気をつけなければならないのが、夜のシャンプーです。

整髪料を付けたまま寝ると頭皮環境が悪くなり、育毛剤やパーマも台無しになってしまいます。

先ほどおすすめしたシャンプーできれいに洗い流してから寝るようにして下さい。

部分的にハードスプレーやジェルを使用する方は、髪を濡らす前にしっかり手で泡立てたシャンプーをその部分になじませてから髪を濡らします。

その後いつも通りのシャンプーをしましょう。ハードにスタイリングされた毛髪は、お湯だけで洗い流す事が少々難しく、固まったまま手ぐしを入れると髪が抜けやすくなります。

ここがポイント!

濡らす前にシャンプー、又はトリートメント(ジェル使用の場合)を優しくなじませると簡単にお湯でほぐれますので試してみてください。

どれくらいの周期でパーマをかけるべき?

個人差があると言われていますが、人の髪は1ヶ月で1センチ~1.5センチと言われています。

どんなパーマをかけたかにもよりますが、大体2~3ヶ月に1度の割合でパーマをかける事が多いです。

パーマのもちが良い方や、髪の伸びる速度が遅い方ならもっと長いスパンでパーマをかける事もあります。逆に毎月パーマが必要になる方もいます。

しかし、パーマで薄毛は進行しないと言われていますが、やはりかけすぎは良くありません。

ここがポイント!

どんなに低刺激の薬液を使用しても毛髪はダメージを受けます。最低でも1ヶ月半以上は期間をあけると良いでしょう。

こんな状態になったらパーマをかけましょう

とは言え、スタイルによるものなのでその期間はあくまで目安でしかありません。どんな状態になったらパーマをかけるか?を基準にされた方が良いでしょう。具体的にお伝えすると

  • トップがつぶれ、横広がりのシルエットになった時
  • 希望の方向に髪が流れない時
  • スタイルのウエイト(一番重みがある部分)が下がった時

これらを目安にすると良いでしょう。

サイドの毛が横に広がりやすく、ボリュームを抑えるようにパーマをかけられている方は、サイドが膨らみやすくなってきたらパーマのかけどきです。

トップのボリュームアップを狙ってパーマをかけている方は、トップの根元が伸びると髪の立ち上がりが弱くなっていき、割れやすくなります。髪の束が割れるとその部分から地肌が透け、より薄毛を強調してしまうのでパーマをかける時期と言えます。

パーマをかけずに放置すると…

こんなかけ直しのサインを無視してそのまま放置すると、スタイルのバランスが非常に悪くなります。

一番ボリュームの欲しいトップはぺたんこ、毛先に残っているパーマが耳まわりや襟足などにボリュームを与えてしまい、横広がりのシルエットになります。

ここがポイント!

どの方にも言えるベストバランスはひし形のシルエットなのですが、これでは台形になってしまい、首から上だけでなく、全身のバランスが悪くなり清潔感が失われるのでパーマのかけ時を逃さないでください。

まとめ

薄毛の方のパーマについて書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?

パーマは必ずしも薄毛を進行させる施術ではありません。

刺激のない薬液を使用し、無理なテンションをかけないように(髪を引っ張らないで)巻くと影響はないと思います。

スタイルの幅も広がり、スタイリングもラクになります。何よりカッコ良くなることによって気分も前向きになるでしょう。

担当美容師さんによく相談し、新しいヘアスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?
  • B!

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