みなさんは、育毛剤や発毛剤を選ぶとき、どのように選んでいらっしゃいますでしょうか?
薄毛対策として育毛剤を選ぶ際に多くのレビューを参考にしていると思いますが、正直なところ、それはあまり意味を成しません。
何故かというと、薄毛の原因は人によって様々だからです。
生活習慣やストレス、または遺伝などがよくあげられますが、その中でも更に原因は細かく分かれています。
今回はそんな皆様のために様々なレビューサイトや通販で大人気の育毛剤や発毛剤の効果・効能などの作用や普段見落としがちな副作用、どのようなタイプにおススメかなどご紹介させていただきます。
この記事を書いたのは?
ヘアケアマイスターの大田原と申します。
本記事は育毛にお悩みの方に向けて初めて育毛剤を購入する際に必要な注意点として育毛剤の作用・副作用についてご紹介させていただきました。
都内の美容室で店長として現場に立ち多くのお客様のお悩みに触れる事ができ、私自身多くの学びがありました。
その知識を生かし少しでも薄毛に悩む方々にお力になれればと思い今回執筆させていただきました。
『育毛剤・発毛剤に副作用はない』は本当か?
各商品のご紹介の前に育毛剤・発毛剤についての副作用の認識についてお話いたします。
育毛剤に副作用がないと言われている大きな所以は、厚生労働省が定めている「医薬部外品」という分類の定義にあります。
まず育毛剤とは、医薬部外品に分類されたものをいいますが、厚生労働省の公式な発表では、医薬部外品とは『効果効能が認められている成分が含まれていて、人体に対する作用が穏やかである』と定めています。
このことから多くの医薬部外品に分類される育毛剤や発毛剤が、副作用がないといった広告を出し、あたかも国のお墨付きがあるかのように宣伝をしています。
実際、育毛剤には確かに副作用のリスクは限りなくゼロに近く、安全性は高いと言えます。
ですが医薬部外品よりさらに安全性の高いと言われる化粧品にでさえアレルギー症状を発症する方もいます。
ですので絶対安全ということはありません。
その人の体質や健康状態によっては医薬部外品でも深刻な副作用が発症するケースもありますのでしっかりと見極めて、使用には細心の注意が必要です。
少しでも異常を感じたら使用を中止して医師に相談するようにしてください。
それではいよいよ各商品の作用副作用についてご紹介していきます。
『育毛の父』でおなじみのCHAP UP(チャップアップ)
様々な有名コスメランキングなどで過去に堂々1位の実績がある大人気のチャップアップ。
初回購入時や定期購入などでは安心の返金保証などもあり多くの方に選ばれています。
そんな人気のチャップアップの効果や有効成分、副作用についてご紹介します。
天然由来の有効成分・効果と効能
チャップアップには44種類もの天然由来の成分を配合しており
化学薬品に抵抗のある方にも安心して使っていただけるものとなっております。
その中でも特に効果的であると厚生労働省が認めている成分が4つあります。
・海藻エキス(M-34)
・大豆エキス
・オウゴンエキス
・センブリエキス
そのほかにも効果効能別に様々な天然由来の成分を配合しています。
《チャップアップ主な有効成分と作用》
有効成分 | 配合目的 |
センブリエキス 海藻エキス(M-34) クロレラエキス |
血行促進・毛細血管活性 頭皮の軟化 毛乳頭活性 |
大豆エキス ドクダミエキス オドリコソウエキス |
皮脂の分泌の抑制・脱毛抑制 |
梅果実エキス ヒオウギエキス オウゴンエキス ジフェンヒドラミン |
頭皮環境正常化 保湿 抜け毛防止 |
上記に記載した通り様々な天然由来の成分を含有しております。
その中でも育毛に関して特に効果的といわれ多くの育毛剤に採用されているセンブリエキスと大豆エキスを配合しています。
ダイスエキスは女性ホルモンであるエストロゲンと非常に似ており薄毛の原因でもある男性ホルモンの活動を抑制してくれると言われております。
そのほか皮脂分泌の抑制効果や頭皮を柔らかくして血流を促進するなどして頭皮環境の正常化に大きく貢献してくれます。
センブリエキスは頭皮の炎症を抑え、毛細血管の血流を良くしてくれます。
そしてもうさいけっかんが活性化することで髪の毛の生成に大きくかかわる
毛乳頭に栄養がいきわたり細胞分裂を促進してくれる効果が期待できます。
チャップアップに副作用はあるのか
結論から言うとほぼ無いと言えます。
ですが、配合されている成分に対するアレルギーをお持ちの方であれば、それは100%ではありません。
天然由来の成分=安全というのは必ずしもそうとは言えません。
むしろ天然由来だからこそアレルギーの可能性があると思います。
ですが、比較的アレルギーを起こしやすいと言われる、
・鉱物油などのミネラルオイル
・パラベン
・石油系界面活性剤
・着色料
・香料
などの成分は配合されていません。
しかしながら、調べさせていただくと口コミや実際に使用しているお客様のお話を聞くと、いくつか副作用かなと感じている症状がありました。
これ以降の商品にも当てはまる症状ですのでご確認ください。
1. かゆみや熱感
チャップアップなど多くの育毛剤に含まれている血行促進作用により頭皮の毛細血管が活性化し、血流がよくなると正常な状態でもかゆみを伴ったり熱くなったように感じてしまったりされる方がいます。
あくまで好転作用ですので頭皮をかきむしったりして傷つけないようにしてください。
ですが、あまりにかゆい場合や湿疹になってしまった場合は好転作用とは言えませんので
皮膚科を受診して、現在を使いの育毛剤について話して医師の指示を仰ぐようにお願いします。
2. フケが出る
頭皮の血流が改善されることに伴い、頭皮の新陳代謝が高まります。そうすると、古い角質が取れて新しい皮膚が出てきます。
育毛を始めると今までの老廃物を吐き出そうとしてその結果がフケとなって出てしまいます。
これも育毛剤の効果が出てきた好転作用の一つです。
中にはこのフケが原因でかゆみを感じる方もいますが基本的には問題ありませんのでご安心ください。
3. 抜け毛が増えた
これは育毛を志す方にとってはとても怖い症状のように思われますが、全くの逆です。
実は初期脱毛といわれる育毛に関する好転作用です。
毛母細胞の活性化によってヘアサイクルが活性化して休止期を迎えた古い髪の毛が抜け、新しく元気な髪の毛に生え変わる工程に移ったことを意味します。
要するに育毛剤や発毛剤が効果を発揮して今まさに本格的な育毛が始まったことになりますので、ここからが育毛の本番ですのでしっかりと怖がらずに使用してください。
この育毛剤の詳細
商品情報
- 商品名 :チャップアップ
- メーカー :株式会社ソーシャルテック
- 内容量 :120ml
- 初回購入価格:¥7,400
- 定期購入価格:¥8,880 ※シャンプーとセット
- 購入方法 :通販
世界チャンピオン魔裟斗もおすすめ?FINJIA(フィンジア)
話題の成分を次々と配合して日々進化している育毛剤のフィンジア。
医薬品以上といわれている効果が一体どのようなものかご紹介していきます。
《フィンジアの主な有効成分と作用》
有効成分 | 配合目的 |
センブリエキス グリチルリチン酸 |
血行促進・毛細血管活性 頭皮の軟化・毛乳頭活性 |
ヒオウギエキス ビワエキス |
頭皮環境正常化 保湿・抜け毛防止 |
フユボダイジュエキス ヒキオコシエキス |
フケ・痒み 炎症の抑制 |
フィンジアは有効成分自体は10種類とほかの育毛剤に比べて少ないと言えますが、その分少数精鋭の配合をしています。
中でも特筆すべき成分はキャピキシルとピディオキシジルです。
キャピキシルはあの医薬品としての認可が下りている実績のある有効成分ミノキシジルの3倍もの効果を持つと言われています。
頭皮環境を整えて毛髪に針と腰を与えてくれます。
ピディオキシジルはこちらもミノキシジルに勝るとも劣らない成分とされていて、血行促進作用により毛細血管の血流が向上することにより毛母細胞に栄養を与えて活性化させる効果が期待できます。
ですが、実際には国内のAGA医療の現場では使用されておらず、その効果については正直疑問のある成分です。
ある程度の効果は臨床試験による結果が出ていますが、日本では未認可なことや、試験回数が少ないことなど新しい成分ですので、まだ詳細がわかりません。
フィンジアに副作用はあるのか
副作用は今のところ確認されていません。
ですが、上記と同じように天然由来によるアレルギー反応には気を付ける必要があります。
あとはミノキシジル同様に血管拡張作用のあるキャピキシルとピディオキシジルを配合しております。
ですのでこれらを踏まえると頭皮の熱感やかゆみが他の医薬部外品の育毛剤に比べて高い可能性があります。
場合によっては湿疹の出る可能性もありますので、あまりにも痒みがひどい場合は使用を中止して医師にご相談ください。
この育毛剤の詳細
育毛業界の革命児IQOS(イクオス)
話題のキャピキシルを超えたと言われているイクオスの独自調合の有効成分『Algas-2』を配合し
ますます勢いに乗っている育毛剤です。36種類の天然成分と16種類のアミノ酸を配合しております。
モンドセレクションの金賞を二年連続で獲得するなどその成分には定評があります。
《イクオスの主な有効成分と作用》
有効成分 | 配合目的 |
ジフェンヒドラミン センブリエキス グリチルリチン酸 |
血行促進・炎症とかゆみの防止 |
大豆エキス ヒアルロン酸 ビワ葉エキス |
保湿・頭皮の弾性向上 皮脂抑制 |
オウゴンエキス クロレラエキス シャクヤクエキス |
頭皮環境正常化 |
ローズマリーエキス アシタバエキス セージエキス |
抜け毛防止 毛髪のハリコシ向上 |
上記のチャップアップ同様に効果の高い成分を配合しているのがうかがえます。
ですが、イクオスはこれだけに収まらず、独自開発の有効成分『Algas-2』を最も押しており、その効果は医薬品のミノキシジルと肩を並べるほどに強力といわれています。
これが育毛業界の革命児と言われている所以です。
『Algas-2』とは3つの海藻成分からできており、高い頭皮ケア効果と保水力そして高い成長因子により、髪の毛の強度向上に貢献するという三拍子そろった万能成分です。
イクオスに副作用はあるのか
コチラも医薬部外品となっていますので、原則的に副作用はないと言えますが、チャップアップ同様に好転作用による症状の報告は入っているようです。
また、同じように天然由来の成分に対するアレルギー症状についても0とは言えません。
イクオスはかなり添加物や化学薬品を除いてはいますが、比較的苦手な方の多い、エタノールというアルコールの一種が含まれています。
コチラに関してはかぶれやピリピリ感などを感じてしまう方もいますので、使用中に異常をきたした場合はすぐに中止してください。
ですが、公式で皮膚の敏感な赤ちゃんや女性にもおすすめされている商品ですので安全といえます。
この育毛剤の詳細
【番外】誰もが知る育毛ブランドスカルプDのメディカルミノキ5
正確には育毛剤ではなく発毛剤に分類される医薬品になります。
その有効成分は同じく有名な医薬品発毛剤のリアップと同じミノキシジルで、国内での配合上限の5%という最大濃度を配合しております。
そのほか四本セットをご購入の方には医師のサポートもついており、診察や血圧測定マイクロスコープなどのサービスを利用できます。
初めての方にも安心して利用できる反面、コスト面や医薬品ということもあり、副作用も懸念されます。おそらくそのことも加味した医師のサポートかと思われます。
ですが効果は厚生労働省のお墨付きで多くのAGA治療機関で実際に利用されるほど、歴史も長く臨床試験の信用性もかなり高いので育毛剤では物足りないという上級者向けです。
スカルプDの副作用は
コチラは育毛剤ではなく発毛剤に分類されるので、副作用があります。
皮膚(頭皮の発疹、痒み、かぶれ)
頭痛、めまい、胸の痛み、むくみ
など複数の症状が現れる恐れがあります。
可能性としては5%にも満たないごくわずかな可能性になりますが、他の育毛剤と違って確実に報告のあるものになります。
リスクをしっかりと理解してのご利用をお勧めします。
この育毛剤の詳細
遺伝子レベルでのアプローチを実現するPersona(ペルソナ)
日々前進している育毛業界に遂に遺伝子検査付きの育毛剤を販売するメーカーが!
むしろ今までなかったことが不思議なくらいですが、どのメーカーも薄毛の大きな原因に
遺伝を挙げておきながら何故やっていなかったのか?
公式のホームページにも書いていますが育毛革命というのも頷けますね。
初回購入代金と2回目以降の料金が同じであることも安心できる要素の一つ。
初回代金は育毛剤にしては破格に安いのに遺伝子検査もついています。
とりあえずこれ使って検査もしてからほかの育毛剤も考えるというのがコスト一番抑えることが出来そうですね。
《ペルソナの有効成分》
有効成分 | 配合目的 |
ヒキオコシエキス フユボダイジュ |
フケ・痒み 炎症の抑制 |
グリチルリチン酸 センブリエキス レモン果実エキス |
血行促進 炎症とかゆみの防止 |
ジオウエキス ビワ葉エキス |
保湿・頭皮の弾性向上 皮脂抑制 |
セージエキス ボタンエキス |
抜け毛防止 毛髪のハリコシ向上 |
上記のほかに特筆すべき有効成分と作用についてご紹介していきます。
チャップアップやイクオスにも含まれているM-034海藻エキスや、フィンジアの有効成分ピディオキシジルなど多くのランキングサイトや通販サイトで
圧倒的人気を誇る育毛剤の良いとこどりをしています。
そのほかにも更なる有効成分として、リデンシルと17型コラーゲンなども配合していてとにかく様々な原因にアプローチをしています。
リデンシルの効果は毛髪の成長促進です。化粧品原料・技術の展示会『In-cosmetics』で、銀賞の実績もある成分で主に数種類の天然成分とアミノ酸で構成されている注目の新原料です。
17型コラーゲンマジョラムエキス
こちらも話題の新原料ですね。数年前に東京医科歯科大学の研究チームが発表した脱毛のメカニズムに着目して配合されているのではないかと思われます。
東京医科歯科大学の発表では脱毛のカギは17型コラーゲンであると言われており。
その理由として髪の毛の生成の根幹である毛包幹細胞の活動に不可欠な17型コラーゲンが加齢によって減少することで細胞分裂を活発に行うことが出来なくなってしまい、その結果、毛包幹細胞による毛髪生成のメカニズムを狂わせてしまい薄毛になってしまうと言われています。
要するにその17型コラーゲンの減少を抑えることが出来れば脱毛のリスクを抑えることができ、発毛をしやすい頭皮環境の構築が出来ると言われています
ペルソナに副作用はあるのか
育毛剤全般に言えることですがやはりこちらも副作用のリスクは限りなく低いと思われます。考えられることといえば、血行促進による痒みや新陳代謝向上に伴うフケの発生または初期脱毛です。
どれも好転作用といえますので特に気にする必要はないかと思います。
ただし、天然成分によるアレルギー反応についてはこちらも注意をするようにお願いします。
この育毛剤の詳細
育毛剤についての作用・副作用まとめ
私は本職の関係上多くの男性・女性問わず薄毛の相談を受けてきました。
そしてたくさんの育毛剤について自身でも調べ、自分でも使用してみたり、メーカーと話したりお医者様に疑問をぶつけたりと行動してきましたが、育毛剤に関しての副作用については確認できませんでした。
私自身とてもアレルギー体質で草むらに入って出てくると肌がカブレるほどに弱いですが、副作用を感じずに半年ほど使用していた経験があります。
もちろん使用者やその時の健康状態にもよってアレルギー反応は可能性があります。
効果などの作用についてですが、全体に作用は緩やかな印象を持っています。
劇的に生えるということは考えにくいので完全に毛髪が後退してしまった状態であれば、副作用覚悟で医薬品の育毛剤がお勧めですが、
後退はしていてもまだ初期段階だったり、細い毛が残っている状態であれば最近の育毛剤には期待してもいいかもしれません。
低いリスクと効果を両立させているので、お値段はそれなりにしていしまいますが、体へのリスクを考えると長く使えて安心して使用できる医薬部外品の育毛剤が一番お勧めかもしれません。
とにかく早めに行動を起こすことと継続が育毛の近道ですので、自身が一番続けられると思う育毛剤をお勧めします。
結局おすすめの育毛剤は
個人的に一つ選べと言われれば最後にご紹介した《ペルソナ》が良いと思います。
なにより、遺伝子検査ができること。
AGAクリニックを受診して遺伝子検査を受けると検査自体が高額になるだけでなく、付属で色々付けられてしまい、更に費用がかさんでしまいますが、ペルソナは定期購入申込みで遺伝子検査が無料になる仕組みですので、これを利用しない手はありません。
また、他の育毛剤で「〇〇が最大量配合」等の広告表現も見かけられますが、副作用の観点からみても、効果の観点からみても、自分に合っていなければ、なんにもなりません。
ペルソナは、遺伝子検査で顕在化したリスクに対して、エビデンス(検証データ)のある成分(原材料)をマッチングする仕組みとのことなので、購入する育毛剤に迷ったら、とりあえずペルソナを買っておけば、検査で遺伝の傾向もわかり、必要な成分も把握できます。
素人目線の判断や思い込みで間違ったケアをすると時間と費用の無駄でしかありません。自身の薄毛の原因がわかるというのは大きなアドバンテージになります。
配合されている成分も申し分ないので、とりあえず検査目的で買ってみるのもいいかもしれません。