髪の毛が薄いと遊び方が限られてくるのでヘアセットも諦めてしまいがちですが、薄いからといってセットができないということではありません。
むしろ薄毛だからこそ工夫をすることで悩みをカバーしていけるので、積極的にアレンジしてみることをおすすめします。
ただ薄毛の場合、動かせる髪の毛の量が少ない、間違ったヘアセットをすると薄毛を目立たせてしまうといった問題があります。
正解と不正解についてよく心得てヘアアレンジをしていくことが大切なので、この点はよく心得ておきましょう。
この記事を書いたのは?
毛髪診断士 佐渡山宗平と申します。
薄毛に悩む男性は、無理なヘアセットでかえって薄毛を目立たせてしまった経験をされた方もいるのではないでしょうか?そんなトラウマから、「薄毛とヘアアレンジは無縁」と思い込んでいませんか?
そんな薄毛に悩む方々のために本記事では、薄毛でもカッコよく決まるセルフアレンジの方法から、美容院でのタイプ別オーダー方法、薄毛の悩み全般の相談に乗ってくれる「完全個室」の美容室など、全部教えちゃいます。
これからは「隠す薄毛」ではなく「魅せる薄毛」を目指してみませんか?
ヘアセットでこんなに印象が変わる 5つのポイント
長髪は避ける
薄毛の場合、髪の毛を伸ばすと、長さやその厚みによって薄毛の部分と対比が際立ち、余計に薄く見えてしまいます。
そのため薄毛に悩む人の場合、基本的に長髪はNGと心得ておく必要があります。長髪イコール薄毛を目立たせることになるので、短髪を心がけてください。
特に、耳周りや襟足は短く刈り揃えておくのが正解です。
ここがポイント!
薄毛部分の周囲の髪の毛が短い方が長短の差が出ず目立たなくなりますから、鉄則として覚えておきましょう。
無理に抗わない
薄毛に悩む場合、薄い部分を隠そうとして周囲の髪の毛を伸ばし被せてごまかすといったヘアセットを行う人がしばしばいます。
しかし薄い部分を無理に隠そうとするとヘアスタイル的にはどうしても不自然になりますし、悪目立ちしてしまうので、これは間違ったやり方と言えます。
自然な髪の毛の流れに逆うようなヘアセットは薄毛を目立たせたり視線を頭に集めてしまうことになるため要注意です。
ここがポイント!
隠そうとすればするほどヘアスタイルは不自然になりますから、無理に抗うことのないよう気をつけていってください。
スタイリングは諦めない
薄毛だからスタイリングをしてもしょうがないと思う人もいるかもしれませんが、薄毛だからこそ、上手にスタイリングすることでコンプレックスのカバーも可能なので、できる限りの努力を怠らないようにしましょう。
具体的には、分け目や流し方一つで薄毛を上手く隠せたり、ボリュームを持たせることでカバーできることはままあるので、自分の髪の毛でどこまでカバーができるか模索していきましょう。
ここがポイント!
根元を立ち上げ、髪の毛同士の間に空気感を作ると印象はグッと違ってきます。スタイリングをせずペタッとさせたままが一番薄毛を目立たせるため、上手にアレンジしてみてください。
染める
髪の毛と頭皮のコントラストは薄毛を目立たせるため、ごまかすためには髪の毛を染めるというのも一つの方法です。
ここがポイント!
黒髪と白い地肌は色が対照的で対比が目立ちますから、誤魔化すためには少し明るい色に染めるのも良いでしょう。
極端に明るいカラーにする必要は無く、柔らかみのあるブラウン程度に染めるだけでも充分効果的です。
色が明るい方が薄毛をカバーすることができますが、だからといってブリーチをしたり、頻繁にカラーリングを繰り返すと頭皮にダメージを与えて薄毛を助長させてしまうので、そういったことが無いように気をつけてください。
強弱付ける
ヘアセットをする際、強弱のバランスをつけることでも薄毛をカバーしていくことができます。
動きをみせるところ、抑えるところをはっきりさせスタイルにメリハリを持たせると、薄毛部分に集まる視線を逸らす事が出来ます。
動きやメリハリの無いヘアスタイルは印象が弱く薄毛を目立たせますが、逆に強弱のあるヘアスタイルはそちらの印象が強くなるので薄毛があまり気にならなくなるのです。
ここがポイント!
あまり極端に強弱を持たせる必要はありませんが、動きや流れ、空気感を持たせて薄い部分を上手にカバーすることがポイントです。
空気感を持たせて薄い部分をカバーするようにセット
- 薄毛をカバーするヘアセットの仕方としては、根元を立ち上げる、
- 空気感を持たせて薄い部分を覆うように髪の毛を被せる
という点がとても重要になります。
髪の毛の根元を立ち上げるだけで全体のボリューム感がアップ、髪の毛の量が増えたように見えますし、一緒に空気感を出して薄毛を覆っていけるため、少ない髪の毛でも薄毛を目立たせなくすることが可能です。
薄毛タイプ別 薄毛の似合うヘアスタイル
一言に薄毛と言っても、そのタイプは様々です。薄毛にも頭頂部や生え際、全体が透けてみえるパターンなど色々な種類があり、似合う髪型というのもそれぞれ違ってきます。
コンプレックスとなる薄毛を上手にカバーしていくためには、自分の薄毛のタイプに似合うヘアスタイルを把握しておくことが大切です。
頭頂部の薄毛(O字)
頭頂部がO字に薄くなっている場合、基本的にはおすすめのヘアスタイルは坊主です。
頭頂部が薄い場合、髪の毛を流して被せるといったことができないため、周囲の髪の毛を薄毛の部分以上に短くしていかないと、どうしても頭頂部が目立ってしまいます。
坊主にすることが一番薄毛を目立たせずに済むので、思い切って丸めてしまった方が無難でしょう。
周囲を刈り込むことで薄毛部分とのバランスがとれるのであれば、ソフトモヒカンなどのヘアスタイルにするのがおすすめです。
ここがポイント!
耳周りや襟足は短く刈り上げることが自身に似合わせるの鉄則となります。
生え際の薄毛(M字)
生え際が後退しているM字タイプの薄毛には、頭頂部から髪の毛を前に流すヘアスタイルがおすすめです。
おでこを出すようなスタイルだと後退した生え際が強調されてしまうので、できるだけ前髪を作ったり毛流れを前に持ってくるようにしましょう。
全体を短く刈り込むと必然的に前髪も短くしなければならないので、長さについてはバランスを考える必要があります。
M字の程度がキツイ場合、ある程度前髪を長くする必要があるので、合わせてサイドやトップの髪の毛も長く保たなければなりません。
ここがポイント!
また生え際を隠すためとはいえあまり前髪が長すぎるのも不自然ですから、顔のバランスと相まって不自然では無い長さを模索していくことも大切です。
あまりにも前髪が長すぎると、かえって視線を集めて薄毛を目立たせてしまいます。
前頭部から頭頂部の薄毛(U字)
生え際が後退し頭頂部を越えてU字型に薄毛が広がっている場合には、髪の毛を伸ばしてヘアセットでカバーしたりせずに坊主にすると様になります。
ヘアスタイルにおいて最もボリュームが欲しいトップの髪の毛がU字に薄くなっているとなると、アレンジの方法はかなり限られてきますから、髪の毛が一定の長さになるとそれ以上伸びない、全く生えてこないといった人の場合には坊主以外の髪型はむしろ避けるべきと言えます。
ハリやコシが無くとも髪の毛自体は生えているというのであれば、短く上まで刈り上げて角刈り風にするのもおすすめです。
しかしU字の薄毛というのは症状がかなり進行した状態で、髪の毛自身もかなり細々としてしまっている可能性が高いため、不自然に伸ばすであれば、周囲との髪の毛のバランスを見て最も自然な短さの坊主に整えるのが一番です。
全体の薄毛(頭皮が透けて見える)
頭皮全体が透けて見えるタイプの薄毛は、髪の毛が長くなればなるほど薄毛が目立ってしまうので、全体の長さは短めに揃えるようにしましょう。
他の薄毛と違い、全体的に薄いのであれば、長ささえ短ければ好みのヘアスタイルで問題ありません。バリカンを入れて刈り上げるなど極めて短い髪型にした方が、薄毛は目立たなくて済むでしょう。
ここがポイント!
頭頂部の髪の毛を少し長めに残し空気感のあるヘアセットをするなど手をかけるとほとんど薄毛が気になることはありません。
薄毛タイプ別 美容院の依頼の仕方
頭頂部の薄毛(O字)
頭頂部が薄いO字タイプの薄毛は、サイドや後頭部との差が目立たなくなるようなヘアスタイルにして欲しいと依頼をしましょう。
頭頂部の薄毛はどうしても頭頂部以下との髪の毛の濃さが対比となり目立ってしまうので、この差があまり出ない髪型にするのがベストです。
髪の毛のハリやコシ、ボリュームのバランスを見てよりカッコよいスタイルを提案してもらえますから、襟足や後頭部をすっきりとさせたスタイルでリクエストをしてみてください。
生え際の薄毛(M字)
生え際が後退したM字の薄毛の場合は、生え際を隠すようなヘアスタイルにするのが理想的です。
そのため美容院でリクエストをする場合には、前髪の長さについてバランスが良くなるようスタイルを相談してみてください。
サイドや後頭部の長さの希望と、前髪をどれくらいの長さにするのがベストかをよく話し合い、より好みに近い髪型に仕上げてもらうようにしましょう。
前頭部から頭頂部の薄毛(U字)
前頭部から頭頂部にかけてのU字型の薄毛については、薄毛をカバーするためにできることがかなり限られてくるので、自分の希望で依頼をするというよりも、美容師さんの手腕に任せる方が無難です。
髪の毛のハリやコシ、現状の長さと他の部分の髪の毛とのバランスをよく考えて、ショートヘアにするか坊主にするかを話し合っていきましょう。
ここがポイント!
仮に坊主にする場合でも、総バリカンでは無くハサミでカットしてもらうと雰囲気が違ってきますから、どちらにするかを話し合っていくことも大切です。
頭皮が透けるような頭部全体に渡る薄毛の場合には、髪の毛を長くすることで薄毛が目立ってしまうため、全体的に短めな髪型にするのがおすすめです。
髪質や薄さによっては多少襟足が長くてもおかしくは無いので、薄毛のタイプの中でも比較的ヘアスタイルの自由度は高いでしょう。
ただ梳きバサミをいれると薄さが際立ってしまうことになりますから、毛量の微調整についてはよく話し合うことが大切です。
薄毛をかっこよくしてくれるヘアカットサロン紹介
東京・大阪・福岡に4店舗を構える「INTI」は、薄毛に悩む男性専門のヘアサロンです。
薄毛はもちろんのこと、骨格や顔型に合う髪型を提供してくれるため、髪のコンプレックスをカバーしてもらえ、よりおしゃれにプロデュースをしてもらえます。
ここがポイント!
薄毛を薄毛に見せないヘアスタイルを提案してくれるのはもちろんのこと、抜け毛、育毛に関する相談、ケアの仕方についてもアドバイスをしてくれるサロンです。
AGA治療の相談やクリニックの紹介、植毛手術前後のカットにも対応しているので、薄毛に悩む男性の心強い味方となってくれます。
専門のクリニックでしか相談できなかった髪の毛の悩み全般に渡って力になってくれるヘアサロンで、完全個室のプライバシーを守った空間で丁寧に対応して貰えます。
所属のスタイリストも青山などの有名美容院で経験を積んだ実績のある美容師ばかりなので、コンプレックス解消やイメージチェンジのために一役買ってくれる、心強い存在となってくれます。
「INTI」では、薄毛の場合にタブーともされるヘアカラーやパーマについても積極的に提案してくれます。
薄毛だからという理由で無難なヘアカットに留まらず、おしゃれを諦めず存分に楽しんでいけるよう様々なアドバイスをしてもらえますから、守りでは無く攻めの美容院に髪の毛を託したいという人にはとてもおすすめです。
提案してもらうスタイルについてもより自然で再現率の高い髪型をすすめてもらえるので、自分ではサロンでやってもらったようにはセットできないというようなギャップに悩むこともありません。
スタイリングのアドバイスにおいてはスタイリング剤の上手な使い方についてもレクチャーしてくれるため、雨風で髪型が崩れるなどの不安に対しても日常生活におけるストレスが激減します。
場当たり的な対応ではなく、生活の中におけるありとあらゆる髪の悩みについてサポートしてもらえるので、コンプレックスを抱える人にとっては特にありがたい存在となってくれるでしょう。
マイクロスコープによる頭皮診断も受けられるので、自分の髪と頭皮の状態についてもしっかり把握できます。