当サイトについて
毛髪診断士のいるサイト
当サイトは、毛髪診断士のいるお店ならぬ、「毛髪診断士のいるサイト」です。
※転載防止の為、認定証氏名部分を改変させて頂いております。ご了承下さい。
「天の髪様の言うとおり」では、毛髪診断士監修のもと、薄毛に関する様々な情報をわかりやすくお伝えすることを目的として運営しております。
毛髪診断士とは
毛髪診断士とは、「公益社団法人 日本毛髪科学協会」が認定する資格のひとつで、毛髪に関する知識と、顕微鏡などを使って毛髪の状態を的確に観察する技術を習得した者に与えられます。
日本毛髪科学協会とは、1966年5月、厚生大臣の認可により社団法人として設立され、2011年4月に内閣府認定を受けた、公益社団法人です。毛髪と皮膚についての正しい知識を普及することを目的とし、様々な事業を行っています。
サイト運営方針
記事は、一つの見方に縛られることのないよう、多種多様な知識と経験を持つ専門家の方々から寄稿頂いております。
監修は、薄毛について自由闊達な情報発信が出来るよう、監修者の主観を押し付けず、かつ根拠や論理性が欠如することなく信憑性が担保できるよう、留意しております。
また弊サイトでは、広告の掲載、アフィリエイトリンクの掲載は一切行っておりません。
※アフィリエイトリンクとは、商品を紹介することで報酬が発生する仕組みです。
※以前はアフィリエイトリンクを掲載しておりましたので、消し忘れがありましたら是非ご指摘下さい。
情報の信憑性について
正しい情報とは
アフィリエイト導入サイトが全てフェイクニュースだと言うつもりはありませんが、
アフィリエイトを導入すると、報酬が高い商品を恣意的に紹介するバイアス(偏見)がかかる蓋然性が高くなってしまうのは事実かと思います。
読者に安心して情報に触れて頂きたい思いから、広告掲載を行っていないだけに過ぎず、弊サイトの情報がすべて正しいと担保できるとは考えておりません。
誰かにとって真実でも、前提条件が変われば嘘になることもありますし、自分の主張を通すために、熱意から表現を誇張することもあるかと思います。
また、科学や医学の世界では、今日の常識は明日の非常識とも言われております。
育毛情報の正しさ
育毛剤、養毛剤の選び方ひとつ取っても、様々な見方があります。
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」には、薬品選定に関する情報として、以下の記載があります。
処方 | 推奨度 |
---|---|
フィナステリド内服 | A(男性型脱毛症) D(女性型脱毛症) |
デュタステリド内服 | A(男性型脱毛症) D(女性型脱毛症) |
ミノキシジル外用 | A |
※推奨度の高い薬剤のみ抜粋
フィナステリド・デュタステリドは、5-α還元酵素を阻害し、男性ホルモン型脱毛症(AGA)になりにくするもので、ミノキシジルは、頭皮の血管を拡張し、発毛効果を促すものとして有名で、多くの実績もありますが、
一方で、男性ホルモン型脱毛症による薄毛でない場合は、フィナステリド・デュタステリドの効果は期待できませんし、逆に、男性ホルモン型脱毛症であった場合、ミノキシジルによる血行促進は、男性ホルモンの作用を促すことにもなるとも言われています。
私個人の主観的な意見になりますが、約3,000人の薄毛課題に向き合わせて頂いた経験から申し上げても、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルが、万人の薄毛問題を解決する銀の弾丸とまでは言えず、あくまでも課題解決施策のひとつという認識です。
※フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの効果がないと申し上げている訳ではありません。これらの薬剤の効果は科学的に立証されており、覿面に効果を示す事例も多々あります。
育毛情報の使い方
私個人の主観的な意見をもう少し続けさせて頂きますと、薄毛の原因は以下にまとめられると考えています。
- 男性型ホルモンの影響
- 内部的要因(血行不良・栄養不足等)
- 外部的要因(湿疹・炎症・光老化・外傷等)
育毛情報をお伝えするのが当記事の本分ではありませんので、簡潔に申し上げますが、
男性型ホルモンの影響には、5α-還元酵素阻害効果のある成分を与えるよう、
内部的要因には、血行を促進させて髪の成長に必要な栄養を与えるよう、
外部的要因には、頭皮環境整え、頭皮を守り、頭皮トラブルを解決するようおすすめ致しますが、
血行不良ひとつ取ってみても、自律神経失調に依るものもあれば(自律神経が血行をコントロールしています)、運動不足に依るもの(筋肉が動くことで毛細血管の隅々まで血液が循環します)、筋肉の持続的緊張に依るもの(筋肉の収縮が血流を阻害する場合があります)など、原因は多岐にわたり、ひとりひとり異なります。
原因の解決施策も、ミノキシジル外用ではなく、ミノキシジル近似成分のピディオキシジルという成分が配合された育毛剤で薄毛が改善した事例も多く拝見しています。
※ピディオキシジルはミノキシジルの様に医薬品のリスク区分ではありませんが、血流促進・薄毛改善効果は、原材料メーカーからエビデンスが公開されております。ピディオキシジルが配合された育毛剤は、フィンジア、ペルソナ、Growth Projectなどがあります。育毛剤の選び方については、こちらをご参考になさって下さい。
情報を鵜呑みにした教義的なアプローチではなく、様々な情報を取捨選択しながら、仮説・実践・検証を繰り返すことこそ、情報に操られず、情報を活用する手段であり、育毛情報の有効な使い方だと考えます。
まとめ
弊サイトでは、できる限り信憑性の高い情報を発信して参りたいと考えておりますが、当サイトの記事も他サイトの記事同様、ひとつの情報に過ぎません。
育毛情報に限ったことではありませんが、情報の信憑性は、読者の皆様それぞれがご自身の考えに基づき、仮説・実践・検証の中で”正しさ”を作り上げられていかれるべきだと考えています。
課題解決を望まれる読者の、仮説立案の元になる情報をひとつでも多く提供出来れば幸いです。