皆さんは薄毛に関するいろんなウワサがあるのをご存知でしょうか。
「おでこの幅が広いと薄毛になる」とか
「生まれつき天然パーマだと薄毛になりやすい」
といった薄毛についていろんなウワサが広まっているようですが、本当のところどうなんだろうと不安に感じているという人も多いでしょう。
確かに本当に薄毛と深い関係があるものもありますが、中には誤解して間違ったウワサを鵜呑みにしてしまい、しなくてもいい育毛に励んでいる人もいるみたいです。私自信も最初は全くのデタラメを信じて余計な心配ばかりしていたので、同じように薄毛のウワサについて不安になっている人の気持ちがよくわかります。
そこで、ここでは、そんな不安を解消するために、多くの人が誤解されている本当は薄毛とは関係ないウソについて紹介していきます。
えっ!?そのウワサ間違いだったんだ!と気付くポイントがいくつもあるはずです。なので、現在薄毛に悩まされている人はもちろん、まだ薄毛にはなっていないけど、予防として早めに育毛を始めようかと考えているなら、今から紹介する薄毛に関するウワサのウソを知って、今後の対策に活かしていただければなと思います。
この記事を書いたのは?
薄毛に悩み続けて10年。ひたすら育毛に励み薄毛を治すことに成功。
現在はその経験を活かして薄毛対策専門ライターとして活動中の毛利茂と申します。
世の中には、薄毛になる様々なウワサが飛び交っていますが、多くの人が間違った認識をしており、気付かいないまま信じ込んでしまっているのが実情と言えます。
いくら育毛に励んでも、薄毛とは関係ないウワサを信じ切って間違った対策ばかりしていては無意味です。
薄毛を改善するためには、間違ったウワサを見分けて正しい育毛を行う必要があります。
本記事では、これまで本当だと信じられてきた薄毛とは関係のないウワサについて紹介しています。
間違ったウワサをしっかりと理解して、これまで行ってきた薄毛対策を見直してみてください。
ウワサ① おでこの幅が広い人は薄毛になるって本当?
おでこの幅が広いと薄毛になるようなウワサを聞いたことがある人もいるかと思いますが、これは全くのデタラメです。
実際はおでこの幅が広いからと言って薄毛にはなりません。
確かにおでこの幅が広いと生え際が上の方にあるのため、見た目は少し薄毛が進行しているようにも見えますからね。
しかし、どうしてこのような誤解をしてしまうのでしょうか。
誤解を解くヒントはAGAのタイプを見ればわかる?
その誤解を解くためには、まずAGA(男性型脱毛症)の特長を見ていくとわかりやすいです。AGAには薄毛になるタイプを簡単に分けると、次の3つのタイプになります。
- あたまのてっぺんが薄くなるO型
- おでこの両サイドの生え際が特に後退していくM型
- O型とM型が同時に起こる変則型
そして、この中でもおでこが広いと薄毛になると誤解してしまう原因と思われるのがM型のAGAです。
今解説したように、M型のAGAは特におでこの両サイドの生え際が後退していくことで、徐々に幅が広くなってしまいます。
おそらく、元々おでこの幅が広い人は、別に髪の毛が抜けたわけではないのに、ただ生まれつき広くなっているというだけで、周りに薄くなったと勘違いされるのでしょう。
このように、おでこの広さと薄毛は全く関係ないと言えます。
薄毛かそうでないかを見極めるおでこの幅の目安とは?
では、おでこの幅の目安はどれくらいなら薄毛と判断されるのでしょうか。これにはいくつかの説が存在するのですが、誰でも簡単に測れる方法としては、自分の手の平を当てるやり方があります。
やり方は簡単で、まず自分の手の平をおでこに当てます。そして、おでこの幅に指4本入らなければ薄毛ではないと判断してOKです。逆に指4本当てておでこが指からハミ出たら薄毛になっていると判断しましょう。
もちろん、この方法は一つの説にすぎないので、必ずしも正しいとも言い切れません。
元々おでこが広いと少しぐらい指からハミ出る人もいますからね。
ウワサ② 毛深い人には薄毛が多いって本当?
昔からなんとなく毛深い人って薄毛になっているイメージがありませんか?
しかし、本当に毛深い人だけが薄毛になってしまうのでしょうか。
おそらく、これはあくまでウワサであって、毛深くない人でも薄毛になることがあるはずです。
では、どうして毛深い人には薄毛が多いと言われているんでしょうか。
実は、体内で分泌されるホルモンに関係があるようなのです。
男性ホルモンの分泌量が多いと薄毛が進行する
毛深い人に薄毛が多いのは、体内で分泌される男性ホルモンの働きによるものだと言われています。
頭皮の毛穴の奥深くには毛乳頭と呼ばれる髪の毛を成長させる組織があります。この毛乳頭内などに存在する5αリダクターゼという酵素と男性ホルモンが結びつくことでジヒドロテストステロン(DHT)という物質が生まれます。
そして、このDHTがアンドロゲンレセプターという物質と結びつくことで、薄毛の原因となるTGF-βという脱毛因子が生まれます。
このTGF-βが髪の毛を作るのに欠かせないタンパク質の合成を妨げて、その結果、髪の毛が成長する細胞分裂が行われなくなるというわけなのです。
皮肉なことに薄毛を進行させる男性ホルモンには、頭以外の体毛の成長は促すという逆の働きもあります。 特にヒゲや胸・下腹部・腕・足のスネといった部分の体毛の成長が活発になるのです。
つまり、薄毛になる人は頭以外は毛深いということになります。
このような理由から毛深い人に薄毛が多いというウワサは間違っていないように思えます。
しかし、薄毛になる原因の根本部分は男性ホルモンです。なので、正確には男性ホルモンの多い人が薄毛になりやすいということになります。
毛深くない人は薄毛にならないのか?
では、毛深くない人は薄毛の原因である男性ホルモンの分泌量が少ないのでしょうか。
答えはNOと言えます。
なぜ、NOと言えるのかその理由をお答えすると、男性ホルモンは生活習慣が乱れてくると体内でバランスが崩れて分泌量が増えてしまうからなのです。
だから、不摂生な生活を続けていると毛深くない人でも男性ホルモンが増えてしまい薄毛に繋がってしまうのです。私もどちらかと言うとそれなりに毛深い方だったので、薄毛になった時はこうなるものだと諦めていました。
しかし、生活習慣を見直したことで薄毛を改善することに成功したのです。
逆に毛深くないのに不摂生な生活をしていて薄毛になってしまった人も知っています。
つまり、必ずしも毛深い人だけが薄毛になるとは限らないので、ウワサはウソということになります。
ウワサ③ 生まれつき天然パーマだと薄毛になるって本当?
髪型がクルクルと巻き毛になっている天然パーマの人をたまに見かけると思います。
そして、今までに何度か生まれつき天然パーマだと薄毛になるってウワサを聞いたことがあります。
個人的には「天然パーマ=薄毛」というイメージはあまりないのですが、実際のところどうなんでしょう。ちょっと調べて見たので、ウワサの真相を確かめていきましょう。
そもそもどうして天然パーマになるのか
天然パーマになる原因は、これまでは髪の毛の毛根と成分のどちらかだと言われていました。
しかし、私が調べて得た知識から、近年は成分は無関係で毛根部分の形が影響していることがわかりました。
毛根とは髪の根元部分に存在し、楕円形の形をしています。毛穴の奥の方にあるわけですが、毛根が曲がった形になってしまうと、天然パーマのようなクルクルとした巻き毛で生えてくるのです。逆に毛根がキレイな形だと、直毛になって生えてきます。
天然パーマは親からの遺伝が影響しているだけ
私が過去に出会ってきた親子を思い出してみると、全てとは言いませんが、結構天然パーマの割合が高かったと記憶しています。親が天然パーマだと子供にも遺伝する確立が高いということでしょう。
そう言えば、以前天然パーマの遺伝と薄毛が関係しているとどこかで聞いたことがありますが、あくまでウワサであってどうやら関係ないみたいです。
実際に私の知り合いは天然パーマですが、親はハゲていませんが、40歳の子供の方は薄毛になっています。
薄毛は頭皮環境の悪化が影響していて天然パーマとは関係ない
薄毛は夜更かしなどで睡眠時間が足りなかったり、偏った食生活による栄養不足、ストレスの蓄積といった生活習慣の乱れにより、頭皮環境の悪化することが影響して起こりやすくなることがわかっています。
私も一時期仕事が多忙の時期があって、ストレスや睡眠不足に悩まされたりもしましたが、言われてみれば、その頃に薄毛の症状が出てきた記憶があります。
一方、天然パーマになるのは毛根の形と生え方の問題なので、薄毛になることとは関係がないと言えます。
ウワサ④ 血液型によって薄毛になるか決まるって本当?
みなさんはA、B、O、ABといった血液型によって薄毛になるかどうかが決まるというウワサを聞いたことがありますか?
何となくだけど血液型と薄毛って関係しているような気がしますが、本当のところはどうなのか。私はA型で薄毛になりましたが、何か根拠があるのか気になるところです。
そこで、ここでは、血液型と薄毛の関係について解説しています。今まで血液型で薄毛が決まると信じていた人は、ウワサが本当かウソかこのあとの解説を読んで事実を確認してみてください。
各血液型が持つ性格が薄毛を助長する?
たまに血液型の性格診断をテレビで見かけることがあります。例えば、A型は神経質でB型は自己中心的とか言われていますが、各血液型が持つ性格が薄毛を助長するのではないかという説があるのです。
確かに私はA型で薄毛になりましたが、よく細かいことに神経質になってイライラすることもあったと思います。だから、最初は血液型と薄毛が関係あるものだと考えていました。
しかし、薄毛はストレスなどの生活習慣の中で起きる様々な要因が重なることで影響が出るのです。
つまり、血液型の性格(A型は神経質)ということだけでは、直接薄毛に繋がるとは言いにくいでしょう。
私の見解としては、A型の場合神経質でイライラしているとストレスが蓄積されやすいので薄毛になる確率が高い人はいると思います。ただし、薄毛の原因の一つにすぎません。
では、神経質とは違う性格と言われているB、O、ABといった他の血液型の人は薄毛にならないのか。
いえ、A以外の血液型でも薄毛の人はいます。なぜなら、B、O、ABの人でも不摂生な生活習慣を続けていると、ストレスなどが影響して男性ホルモンの分泌量が増えてしまい、薄毛になることはあるからです。
つまり、血液型の性格が薄毛を助長することはありません。
薄毛のタイプが血液型によって違う?
また、もう一つの説として、薄毛のタイプが血液型によって違うというウワサもあります。例えば、O型は頭頂部がほぼ抜け落ちてしまう傾向にあり、AB型は全体がまんべんなく薄い状態になりやすいといった感じです。
しかし、誰が最初に言い出したのかわかりませんが、このウワサも何の証拠もないデタラメなのです。
なぜなら、血液型に関係なく、誰もがどの薄毛のタイプにも当てはまる可能性があるからです。
薄毛と血液型の関係は全くと言っていいほど根拠がない
このように、薄毛と血液型とは全く関係がないと言っていいぐらい根拠が存在しません。
だから、A型で神経質な性格だからと心配しすぎると余計にストレスが蓄積されて薄毛を引き起こしかねないので、あまり考え込むのは避けるべきです。
どの血液型であろうが、規則正しい生活習慣を送り、頭皮が常に健康な状態を保ち続けていれば、薄毛になることはないのです。
ウワサ⑤ 白髪は薄毛になりにくいって本当?
勝手なイメージかもしれませんが、白髪の人には薄毛をあまり見かけない気がします。しかも、結構毛量が多い人ばかりのような感じがします。
もちろん、たまたま私が見かけた人が白髪だけど薄毛ではなかったのかもしれません。ただ、ウワサでは白髪は薄毛になりにくいという話を聞いたことがあります。
本当かどうか定かではありませんが、何か関係がある可能性も捨てきれないところです。
そこで、白髪と薄毛が本当に関係があるのかどうか調べてみました。
最近白髪が増えてきてちょっと心配だなという方は、ぜひ、参考にしていただければと思います。
そもそもなぜ白髪が生えてくるのか?
まず、白髪のメカニズムについて語る前に、メラニン色素について簡単に説明しておきましょう。
私達日本人の髪の毛は、ちょっと茶が混じっている場合もありますが、大体黒色になっています。メラニン色素自体が黒に近い茶色をしているのですが、髪の毛が黒いのはこのメラニン色素の影響だと言われています。また、皮膚を紫外線から保護する役割も持っています。
メラニン色素は毛根にある色素細胞で生成されているのですが、あることが影響してこの生成がストップしてしまいます。その結果、メラニン色素がなくなるので、色が抜けた白髪となって生えてくるのです。
簡単に言えばこれが白髪のメカニズムです。
しかも、一旦白髪になってしまうと、最初の黒い色にすることは難しいのです。
なので、白髪になってしまうと諦めざるを得ないというのが実情でしたが、近年になって徐々に詳しいメカニズムが研究によって明らかになってきています。
では、白髪のメカニズムについてもう少し詳しく突っ込んで見ていきましょう。
白髪になるには以下のような要因があります。
- 加齢による色素細胞の老化
- 髪の毛の成長に欠かせない栄養の不足
- 不摂生な生活習慣による色素細胞の機能低下
年齢を重ねると体中のあらゆる組織の老化が始まり、色素細胞も老化で機能がストップするのでメラニン色素が生成されなくなります。
そして、髪の毛の成長には、アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどの栄養が欠かせません。
ここがポイント!
しかし、偏食などによってこれらの栄養が不足すると、髪の毛の成長に加えて、メラニン色素の生成も減ります。
過度なダイエットも白髪になる可能性があるので要注意です。
あと、不摂生な生活習慣ばかりしていると、睡眠不足やストレスの蓄積などが影響して色素細胞の機能低下を引き起こし、白髪が生えやすくなってしまうようです。
白髪は薄毛への危険サインと認識すべし!
こうして白髪のメカニズムを見ていくと、栄養不足や不摂生な生活による睡眠不足、ストレスの蓄積といった要因の影響があるようですが、薄毛にも同じことが言えます。
つまり、白髪と薄毛は全てでありませんが、同じ要因によって起こることがわかります。同じ要因で起こるということは、白髪は薄毛への危険サインと見ることもできると思います。もし、同じ要因で白髪になった場合、薄毛にもなる可能性があるのです。
なので、白髪は薄毛になりにくいというウワサはウソと考えられます。むしろ、薄毛になる危険があると認識しておくべきなのかもしれません。
ウワサ⑥ 頭皮が柔らかいと薄毛になりにくいって本当?
みなさんも自分の頭皮を手で触ってもらえばわかるかと思いますが、硬いですか?それとも柔らかいですか?もし、頭皮が硬かった人は、薄毛になる可能性が高いかもしれません。
なぜかというと、頭皮が柔らかいと薄毛になりにくいというウワサがあるからです。
しかし、本当に頭皮が柔らかい人は薄毛になることはないのでしょうか?
頭皮の硬い柔らかいの見分け方とは?
頭皮が硬いか柔らかいかを見分ける方法としては、実際に自分の手で触ってみる方法があります。
よく子供の頃に友達とふざけ合って頭を手で動かしたりして遊んだことがありませんか?中には驚くぐらい頭皮が動く友達もいた記憶がありますが、まさかこのふざけて遊びでやっていたことが大人になってから自分の薄毛を確認するのに役に立つとは思いもしませんでした。
詳しい方法を説明すると、両手全ての指の腹で頭をつかみ、ぐるぐると円を描くように動かして見るだけ。気になっている方は今すぐ試しにやってみてください。
頭皮が柔らかいと薄毛になりにくい理由とは?
頭皮内部にはいくつもの細かい血管が流れています。髪の毛の生成に必要な栄養はこの頭皮内部に流れている血管から毛根へと送られてきます。
しかし、頭皮が硬くなってしまうと、血液が正常に流れにくくなって栄養が届かなくなります。すると、髪の毛の成長がストップして薄毛になるというわけなのです。
わかりやすく例えると、肩こりの状態と同じような感じです。
肩こりも筋肉が緊張状態になって血管が圧迫され痛みを発症しているわけですが、頭皮にも同じようなことが起こっています。
逆に頭皮が柔らかい場合は、血管が圧迫されていないので血液が正常に流れ、しっかりと栄養が毛根まで送り届けられます。その結果、髪の毛がぐんぐん成長しますし、しっかりと根付いているので薄毛になりにくいのです。
頭皮が柔らかいと薄毛になりにくいという理由はこういうことだからです。
ただ、ここで一つ疑問が残ります。
頭皮が硬いと血液が流れにくくなり、薄毛になりやすいのは理解できます。
しかし、頭皮が柔らかいと本当に薄毛にならないのでしょうか?
実際薄毛の要因は他にもあるわけで、「頭皮が柔らかい=薄毛にならない」と結びつけるのは早計だと思います。
頭皮が柔らかくても薄毛のリスクはあるのか?
そもそも薄毛になる要因には、食生活の乱れからくる栄養不足や不摂生な生活習慣などがあります。
これらの薄毛の要因は、頭皮が硬い柔らかいは関係ありません。
頭皮が柔らかくても荒れた食生活だったり、不摂生な生活習慣をしている人はたくさんいて、薄毛になるリスクは十分にあると考えられます。
頭皮が柔らかいと薄毛になりにくいというウワサは100%ウソとは言い切れず、どちらの可能性もあると言えます。
ウワサ⑦ 性欲と薄毛が関係あるって本当?
いつ頃からでしょうか。性欲が強いと薄毛になる傾向にあると言われ始めたのは。
確かに性欲が高まると男性ホルモンの分泌量が増えるので、薄毛になりやすいと考えられなくもありません。
しかし、本当に性欲と薄毛は関係があるのでしょうか?
そこまで心配するようなことではないですが、一応ウワサになっているので、ここでウソか本当かを明らかにしてみたいと思います。
性欲が強いと男性ホルモンの分泌量が増える
性欲が強い、つまり、頻繁に性的興奮がある人のことを言いますが、間違いなく普段あまり性的興奮がない人と比べて男性ホルモンが多く分泌されているようです。
そして、男性ホルモンの分泌量が多ければ多いほど、髪の毛の成長もストップしてしまい、薄毛へと進行することになるのです。
しかし、毎日のように性的興奮があっても、髪の毛がフサフサの人も私は知り合いにいます。もちろん、ウワサ通り性欲が強くて薄毛になっている人もたくさんいます。
なので、性欲と薄毛が深い関係にあるとは一概に言えないのです。
薄毛の可能性がある一方性欲には大きなメリットもある?
性欲が強いと男性ホルモンが増えることで薄毛になる可能性は否定できません。しかし、性欲が強い人には薄毛になるリスクが高い一方で、健康面で体によい影響を及ぼすメリットも持ち合わせているのです。
実は、過去にイギリスで行われた研究で、日頃からあまり性的興奮がない場合、頻繁にある人と比べると、10年後の死亡率が2倍にも跳ね上げることがわかっています。この数字結構スゴいと思いませんか?
また、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病も頻繁に性的興奮がある人の方が、発症しにくいとも言われています。
つまり、薄毛になるリスクはあるものの、性欲が強いことで寿命が長くなるのです。 もし、もうすでに薄毛になっている人は、他の男性よりも寿命は長くなる可能性が高いと考えれば、少しは元気を出してもらえたんじゃないでしょうか。
性欲がなくても薄毛になるリスクはある
性欲が強い人だけが薄毛になりやすいというウワサはちょっと怪しい感じです。実際に私はそこまで性欲が強い方ではありませんが、なぜか薄毛になってしまいました。
しかし、性欲と薄毛が全く関係ないとは言えません。もちろん、関係があると断定することもできません。あくまでウワサでしかないのでしょう。
なので、性欲があまりなくても薄毛になるリスクはあるというのが、正しい結論だと言えるのではないでしょうか。
ウワサ⑧ 海藻が薄毛に効くって本当?
薄毛対策に食生活を見直すことはとても重要なことです。髪の毛を健康な状態に保ち続けるためには避けては通れません。
そこでみなさんに一つ質問なのですが、海藻が薄毛に効くというウワサを聞いたことはあるでしょうか?
おそらく、誰もがわかめや昆布などの海藻類が髪の毛にいいと聞いたことがあるはずです。確かにわかめとかを食べたらスゴく髪の毛がたくさん生えてきそうな感じがしますが、実際のところどうなんでしょう。
私はあまり薄毛対策として意識的に食べたことはありませんが、本当に髪の毛に効くかどうかいま一度確かめてみることにしました。
髪の毛の生成に欠かせない主成分は?
わかめやこんぶなどの海藻類のお話にいく前に、まずは髪の毛の生成に欠かせない栄養素が何か見ていきましょう。
髪の毛は皮膚や筋肉、臓器など体中のあらゆる部分を構成しているタンパク質が主成分です。いくつかのアミノ酸が結合してできているタンパク質は髪の毛の材料として欠かせません。
そして、海藻類には良質なタンパク質が結構含まれています。
このような事実から考えると、海藻が薄毛に効くというウワサは間違いなさそうな気がしますが、なぜはっきりと真偽がわからず、ウワサの域を出ないのでしょうか?
ウワサが広がった理由は海藻に含まれるあるミネラルが原因か?
海藻が薄毛に効くとウワサで広がった原因の一つに、ヨウ素というミネラルが含まれていることが挙げられます。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料として知られていますが、実は髪の毛の生成機能を高める働きも持ち合わせているのです。
おそらく、海藻類に豊富に含まれているため、わかめ、昆布、のりなどをたくさん食べるとぐんぐん髪の毛が成長すると多くの人が思い込んでしまったのが、ウワサとして広がる原因となったのでしょう。
結局栄養バランスのよい食生活が大事なのです
海藻が髪の毛の成長によいヨウ素が豊富に含まれていることから、薄毛にも効くと言っても間違いではなさそうです。
しかし、だからと言ってただ海藻ばかり食べすぎても薄毛の改善はできません。
やはり、薄毛を治すためには、栄養バランスのよい食生活を送ることが大事なのです。海藻だけたくさん食べても栄養バランスが崩れて髪の毛の成長の妨げになりかねないからです。
私も髪の毛の成長を促す働きがあるのは知っていたので、たまに海藻類を食べることもありました。 しかし、そこまでたくさん食べていたわけではなかったのは、このような理由があったからです。
なので、海藻が薄毛に効くというウワサは、海藻だけでは完全な薄毛対策にはならないが正しい結論だと考えられます。
ウワサ⑨ 髪の毛は短い方が薄毛になりにくいって本当?
みなさんは髪の毛が長いと短いとではどちらの方が薄毛になりやすいとか考えたことがあるでしょうか?
何となくですが、短い髪の毛の方が、すぐに全体的に毛先まで栄養が行き届きそうな感じがしますし、風通しも良くて頭皮が清潔な状態に保つこともできるような気がしませんか?だから、髪の毛は短い方が薄毛になりにくいというウワサが流れているのかもしれません。
しかし、本当に短い髪の毛だと薄毛になりにくいのでしょうか?ここでは、髪の毛の長さによる薄毛への影響について解説していきたいと思います。
長い髪の毛は抜け落ちやすいと言われているが・・・
短い髪の毛が薄毛になりにくいというウワサがある一方で長い髪の毛は抜け落ちやすく、薄毛に繋がってしまうと思っている人もいるみたいです。なぜ、長い髪の毛は薄毛になりやすいと思われているのでしょうか。理由としては以下のような要因が挙げられます。
- 長いので同じ本数でもたくさん抜けたように見える?
- 長い分の重さで引っ張られるから抜け落ちやすくなる?
- 手入れをするのが大変で髪の毛が痛みやすい?
理由① 長いので同じ本数でもたくさん抜けたように見える?
まず、1つ目の「長いので同じ本数でもたくさん抜けたように見える?」ですが、これに関しては、短い髪の毛と比べてもらえばわかるかと思います。
同じ本数抜けたとしても、長い髪の毛は全てを小さくまとめた時、かなりの量が集まっているように見えます。私は短めの長さなので、結構な本数抜けたとしても、あまり多く感じることはありません。
つまり、単純に長い分たくさん抜けたように見えているだけなのです。
理由② 長い分の重さで引っ張られるから抜け落ちやすくなる?
2つ目の「長い分の重さで引っ張られるから抜け落ちやすくなる?」ですが、こちらも誤ったウワサにすぎません。
なぜなら、髪の毛は長くても大した重さにはならないからです。それに、普通にきちんと手入れをしていればしっかりと根付いているため、そう簡単に抜け落ちるなんてことはありません。
理由③ 手入れをするのが大変で髪の毛が痛みやすい?
最後の3つ目の「手入れをするのが大変で髪の毛が痛みやすい?」ですが、短い髪の毛と比べて長い方は手入れに時間がかかりかなり面倒です。
シャンプーも洗い流すのが大変ですし、ドライヤーで乾かすのも時間がかかります。短かい髪の毛なんて風呂上がりにすぐ乾きますし、かなり短いとドライヤーも必要ありません。
このように、長い髪の毛は手入れが大変です。
おそらく、手入れが大変な分髪の毛が痛みやすく、それが薄毛に繋がっているんじゃないかと思われているのでしょう。
短い髪の毛のメリット・デメリット
では、本当に短い髪の毛の方が薄毛になりにくいのでしょうか。ここでは、短い髪の毛のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
短い髪の毛のメリット | 短い髪の毛のデメリット |
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まず、メリットに関して言うと、髪の毛は短いと乾かしやすいですし、きちんとシャンプーをして皮脂の量さえ抑えていれば、短い分髪の毛にホコリや汚れが付きにくく、とても衛生的になります。
一方、デメリットについてですが、髪の毛が短いと頭皮が露出しやすくなり、紫外線からのダメージが大きくなります。頭皮に紫外線が直接当たってダメージが大きくなると新陳代謝がストップしてし、髪の毛も抜けやすくなるのです。
また、髪の毛が短いと皮脂が頭皮に留まってしまいます。皮脂は紫外線からの保護という点からはある程度はあった方がいいのですが、必要以上に増えてしまうと頭皮に炎症が起こったりして薄毛に繋がるリスクもあるのです。
こうしてメリットとデメリットを見てみると、短いからと言って薄毛になるとは限らないことがわかります。
やはり頭皮の手入れはもちろん、正しい食生活や生活習慣を行うことが薄毛改善への近道だと言えるんじゃないでしょうか。
まとめ
ここまで誤解されている本当は薄毛とは関係ないウソについて紹介してきましたが、読んでみてどうでしたか?今まで誤解して信じていた薄毛のウワサがウソだとわかって驚かれた人もいると思いますが、みなさんの不安は解消されたでしょうか?
人それぞれ髪の毛の悩みは違いますが、誤った情報を鵜呑みにして、それが逆にストレスを溜め込むことになり、余計に薄毛を助長することになりかねません。
大事なことは、正しい薄毛対策を実践し、常に健康な頭皮環境を維持するためのケアを行うことです。
もし、今までつまらないウワサにずっと振り回され続けてきて、しなくてもいい無駄な育毛を行っていたなら、これを機に正しい薄毛対策に改めてみてはいかがでしょうか。