徐々に薄毛になってきている方も、すでに薄毛になってしまった方も、カラーをしたいと考えている方はいませんか?
年齢と共に増えてくる白髪を気にされるケースと、おしゃれに見られたいケースのいずれかでカラーリングを検討しているのではないでしょうか?
しかし、薄毛を気にしてカラーリングに踏み切れない方もいらっしゃるので、そもそも薄毛の人はカラーリングして大丈夫なのか?など、気になるあれこれを美容師目線でご説明させていただきます。
この記事を書いたのは?
東京で20年美容師をしておりましたヘアスタイリストのマリコと申します。
渋谷や原宿で勤務しておりましたが、お客様比率は学生さんよりもバリバリ働く世代の男性が多い美容室です。
薄毛の方や薄毛予備軍の方も多く、ヘアスタイルについて共に研究を重ねてきました。
同じ店舗で長年ヘアスタリストをしていたため、お客様の薄毛の進行や改善など、じっくりと身近で見させていただきました。
美容室でのカラーは薄毛を進行させるのか?進行させない染め方は?薄毛カバーに効果的な染め方など、お客様とカウンセリングを何度も重ねた結果のベストなカラーリングを紹介させていただきます。
カラーはするべきじゃない?
「カラーをすると薄毛が加速する」そう考えている方はいらっしゃいませんか?
どこからかそんな風に噂されるようになりました。確かに、頭皮に薬液が付いた時のひんやり感から、徐々に熱くなるようなモヤモヤ感は「頭皮に良さそう」とは言えません。
しかし、カラーをすると禿げるとも言い切れません。それはカラーにも色々な手法や種類があるからです。
例えば頭皮に付かないようにカラーをすれば頭皮への刺激は避けられます。また、使用する薬液によっては髪にハリが出るものもあるのでトップのボリュームアップにつながったりもします。
ここがポイント!
要は、的確な方法をチョイスできるかどうかにかかっています。
手法の選び方以外に施術する美容師さん側の技術の問題が大きく関係します。「根元に薬を付けないで塗る」事は、簡単そうに思えますが案外難しいです。
薬液が反応するため、時間との勝負なので根元に付かないようゆっくり塗布しているとカラーのムラになります。
熟練の技術をもち、薄毛に理解がある美容師さんに担当してもらう事がカラーリングを成功させるとも言えるでしょう。
カラーをすることによるメリットとは?
まず、薄毛について考えてみましょう。なぜ薄毛が目立つのか?
それは、毛量が部分的に違うからです。そしてその薄い部分は頭皮が透けて見えるから「禿げている」と感じるのではないでしょうか?
もちろん程度にもよりますが、少々の薄毛なら、髪がたくさん生えている部分を薄いと感じる部分の毛量と統一することで目立たなくさせる事が可能です。
よく言われるのが、「薄くなったら短髪がおすすめ」とはそういう事なのです。
特に刈り上げをすると地肌が透けますから、てっぺんの地肌が見えても全体のバランスが整うため、薄い部分だけが悪目立ちしなくなります。
しかし、短くするだけではカバーできない場合にカラーで明るくすれば、より頭皮の色に近づけられますから禿げている印象をさらに和らげる事ができます。
さらにメリットとしてあげられるのは「清潔感」が出せる事です。
薄毛はどうしてもだらしない印象を与えがちですが、きちんとカラーリングをしていれば身だしなみに気を使っていると好印象を持たれる事が多いのです。
ここがポイント!
その時に気をつけなければならないのは、定期的にカラーをする事。染めていない黒髪が根元から伸びていると途端にだらしない印象になります。
髪色が違えばぐっとおしゃれにも見えますので、下品にならない程度に明るく、似合うカラーをしてもらいましょう。
カラーをすることによるデメリットは?
激しく明るいカラーは地肌につかないよう染めても、髪の毛自体を傷める事になります。
また、こまめなカラーは必要ですが、短期間に何度もカラーを繰り返すのも傷みの原因になります。ハイブリーチは髪が切れる場合があるので注意が必要です。
美容室に行けないし、自分で染めてしまおうと思う方が多いのですが、短髪ならなおさら美容院で染めてもらいましょう。
やはり、カラー剤が地肌にべったりとつくのは頭皮環境に良いとは言えません。
美容師さん達もカラーの際はグローブをつけて染めますから、やはり肌に良い刺激とは言えないでしょう。
また、市販のカラー剤はどのような方でも染まるように作られているため、脱色剤が強めに配合されていることがほとんどです。
実際美容室にいらっしゃるお客様で、サロンでいつもカラーをしていたからと市販薬で染めてみたら、頭皮がかぶれてしまったというケースがたくさんありました。
セルフカラーは地肌に付かないように染めることは難しく、また塗布する時間もかかり、染めムラが出やすいのでおすすめしません。定期的に美容室でメンテナンスするのが一番です。
染め方にもこんなに種類があります!
最近はカラーリングの手法が劇的に増えました。
一昔前では、単色でムラなく均一に染める事が重要視されていましたが、現在ではあえてムラのように染める事もあります。
どんな染め方があるのか?どのような効果が得られるのか?染め方について解説いたします。
全体を染めるカラーリング
全体を染めるカラーリングは従来からある方法で、文字通り根元から毛先まで、前髪、もみあげ、襟足全てを染める方法です。
簡単なように思いますが、頭部は全て同じ温度ではなく染まりずらい箇所があります。
てっぺんや顔周りは明るくなりやすいですが、襟足は染まりにくく暗くなりやすい箇所です。全てを同じ明るさにするにはちょっとしたコツが必要です。
全体が均一に染まる事により、清潔感が生まれます。染まり上がりのトーン(明るさ)によってかなり印象が変わりますので、初めて染める方や、あまり大きく印象を変えたくない方は地毛より2~3トーン明るくする程度から始めると違和感なくマッチすると思います。
おすすめ!
日本人の平均的な髪色は4~6トーンと言われているので、7トーン前後がオススメです。
8トーンくらいから「染めたね」と言われやすい明るさになっていくので、どんな風に見られたいのかや、どれくらいの明るさが似合うのか担当美容師さんと良く相談して決められると良いでしょう。
また、全体を染めるカラーリングでも部分的にトーンを変える事も可能です。
女性のように長い髪には有効ですが、男性の短髪ではあまり用いられる事がないのでここでは割愛させていただきます。
間引いてメッシュ状に染めるカラーリング
「メッシュ」という言葉を聞いた事がある方は多いでしょう。
わりと新しい技術ですが、現在は「ハイライト」や「ローライト」と呼ばれています。
ハイライトとはベースになる他の髪色よりも明るい部分を指し、ローライトはその逆で、両方とも髪を筋状に染める手法です。
長さのある部分を拾って根元ギリギリから染める事が多く、薬剤を地肌に付けず染める事ができます。
現在ではハイライトやローライトの太さや、明るさの差まで実に様々で、与える印象も自由自在にコントロールできるようになりました。
ハイライトやローライトを入れる事によって、髪に陰影が付き立体感が生まれます。また、毛流れを強調する効果もあります。
例えば、てっぺんはふんわりと見せたいので表面にはハイライトを入れ、顔周りや襟足などはローライトを入れ引き締めて小顔効果を狙うなど、部分的に取り入れる事が可能です。
ある程度髪に長さがないとハイライトやローライトに染める髪が拾えないので、刈り上げのような短髪の方には施術できません。
最低でも5センチ程の長さは欲しいところです。毛流れを見せるヘアスタイルでないと効果を発揮しません。
また美容師さん側もやりなれていないと断られる場合があるようです。
ここがポイント!
薄毛とカラーに定評のある美容室を見つけましょう。
ハイライトやローライトは単独で施術される事もありますが、全体を均一に染めつつハイライトかローライト、もしくは両方と組み合わされて施術される事が多いでしょう。
こんな方におすすめ!
全体をすごく明るくするつもりはないけど、今よりもう少しだけ明るくしたい方や、ちょっと個性的に、またはおしゃれに見られたい方におすすめの手法です。
毛流れを強調したい場合は、全体の色から4トーンほど差が出る明るさで染めると目立ちやすくなります。ほんのり控えめに、立体感をちょっと出したいくらいなら3トーン以下に抑えると良いでしょう。
いずれにせよ、髪に長さがないとカッコ良く見えずらいので、どんな方にでもおすすめする手法ではありません。
使用する薬液の種類
カラー剤は髪の色を明るく染める事ができるものと、明るさは変えられず色味だけを変えるものの2種類があります。
明るく染められるカラー剤はヘアダイやブリーチなどがあり、薬剤の中に脱色剤が含まれています。
脱色剤によって毛髪内のメラニン色素(黒髪のもと)を壊し、希望の染料を定着させることによって明るさや色味を変化させる事ができます。ブリーチは染料は含まれておらず、単純に脱色のみになります。
これらのカラー剤は脱色するためのパワーが強く、人によっては頭皮に炎症を起こしてしまう事があります。
また、ヘアダイに含まれる成分の「ジアミン」はアレルギーを起こしやすい物質であることが分かっています。
そのため、脱色剤を含むカラー剤は必ずパッチテストを行う事が義務付けられています。
アレルギー反応が認められなければ、これらのカラー剤は明るさや色の選択肢が一番多いため、希望のカラーリングをする事ができるでしょう。
脱色剤を含まないカラー剤はヘアマニキュアや酸性カラー、ヘナなどがあります。
最近ではカラートリートメントも人気がありますが、これらは髪色を明るくする事はできず、既に明るくなっている部分に色素を補給するといった使い方が主です。
脱色剤を含まないこれらのカラー剤は、髪の表面であるキューティクル部分に定着し発色します。そのため、髪がコーティングされたような状態になり、髪にハリやコシが生まれます。
白髪染めに多用される事が多いのですが、ボリュームアップを目的にオーダーされる方もいらっしゃいます。
直接染料と呼ばれるカラー剤なので、地肌につけるとそのまま染まってしまいます。
根元ギリギリから染めるため、ヘアダイなどの白髪染めより持ちが悪いと感じる方も多いです。
しかし地肌につけない事により刺激がない事や、ボリュームアップなどのメリットが多く感じられますが、明るくする事はできないため施術するお客様が限られます。
一度明るく染めてもらい、自宅でカラートリートメントを使いながら色味を補充し、汚く見えないようにするなど様々な方法があります。
ここがポイント!
染めるための薬液には2種類あり、それぞれのメリット、デメリットがあるので担当の美容師さんによく相談しチョイスしてもらいましょう。
薄毛の進行具合別おすすめのカラーリング
薄毛をカバーしつつどんなイメージになりたいか?美容師さんの腕の見せ所になりますが、オーダーする側の知識もあるとお互いに提案や相談がしやすくなると思います。
どの部分にどんなカラー剤で染めるかによって印象がガラリと変わりますので、おすすめのカラーリング方法をご紹介します。
M字型がやや進行している方におすすめのカラーリング
M字型がやや進行している方は、前髪付近のフロント部分の毛量が少なくなっており、前髪がパラパラとした状態になりやすいのが特長です。
- M字型におすすめのヘアスタイル&カラーリング
フロントが若干さみしくなってはいるものの、トップのボリュームはまだ気にならないのであればスタイルの選択肢はたくさんあります。
おすすめ!
思い切って短くするなら、バングは短くトップを少し長めのソフトモヒカンなどにして、カラーを明るく染めると良いでしょう。
バングとは
前髪のこと。
男性ならマットやアッシュ系のハイトーンにするとおしゃれです。赤系のカラーは男性には似合いづらいので寒色系にすると良いです。
ツーブロックなどにせず、サイドもしっかり刈り上げるとフロントの薄毛が目立ちません。刈り上げ部分もしっかり明るく染め、全体的に地肌の色に近づけると良いでしょう。
少し長めの前髪があるスタイルにしたい場合は、ベースを控えめの明るさにし、トップなど長さのあるところにハイライトを細め、多めに入れてもらいましょう。
薄く見える剃り込み部分は、スタイリング時に前髪の奥の毛をかぶせカバーします。
トップ周辺に入れたハイライトの毛先が薄い部分にかぶるようつなげれば明るさが肌の色に近くなるため、ごまかすことができます。
そして前髪にも少しハイライトを入れておけば全体に明るい筋でつながり、毛流れを意識させる事ができます。
ここがポイント!
ですから、前髪はまっすぐ下ろすより、斜めに下ろすとM字の印象が和らぎます。
カラーのトーンですが、ベースとハイライトの差を4トーンほどにすると良いです。ハイライトが明る過ぎるとかなり奇抜になります。ベースも明るめにしてしまうと、ハイライトもかなり明るくしなければならないので程よいトーンにしましょう。
ハイライトはトップを多めに、サイドやネープなどすその方へいくにつれ、少なめにすると良いでしょう。
ネープとは
えりあしのこと。
ヘアスタイル全体を見てもトップは明るく、すそは暗めにすると陰影がつき引き締まった印象を与えることができます。
明る過ぎるとどこか清潔感を失いやすいので、ヘアスタイル全体のバランスを見てカラーリングしてもらいましょう。
O字型がやや進行している方におすすめのカラーリング
つむじ付近であるトップの毛量が少ない方は全体のシルエットが横広がりになってしまいやすいのが特長です。
- O字型におすすめのヘアスタイル&カラーリング
毛流れにそって髪全体を前や横に自然に下ろしてしまうと、トップの髪の薄さが特に目立ってしまいます。毛流れと反対に立たせたり後ろに流すようなヘアスタイルがおすすめになります。
ここがポイント!
例えばオールバックや今流行っているプレジデンシャルカットなどにすると良いでしょう。
補足ですが、プレジデンシャルカットとは、外国の大統領が主にしているカットですが、サイドを短く刈り上げ、トップに少し長さがあるスタイルです。
一見「ツーブロック」と雰囲気が似ていますが耳周りの刈り上げとトップの長さがある部分は自然につながっており、床屋さんがカットするようなクラシックで男らしいヘアスタイルが今大変人気になっています。
前髪を立ち上げ、後ろに流すようなスタイリングをしますが、その時光沢がでるような整髪料を使います。ポマードやハードジェルが多用されており、崩れる心配もありません。
O字の方は前髪の量にもよりますが、前髪を長めにして薄い部分にかぶせてスタイリングをすると良いでしょう。
おすすめのカラーリングは、全体をあまり明るくせず、ちょっとダークめな明るさにするとヘアスタイルの男らしさとマッチしておしゃれに見えます。
M字型の方とは反対で、ベースカラーに加え、ローライトを少し入れるとより引き締まった男らしさを演出できます。
ベースの明るさとローライトの明るさの差はあまりつけない方が自然です。2~3トーン差にとどめても十分その効果を発揮するでしょう。
ローライトを入れる部分ですが、やはり長さのある部分を中心に入れます。オールバックもプレジデンシャルカットも後ろに流すスタイルなので、顔周り中心にローライトを入れ、トップにかけて本数を減らして入れてもらうとよりカッコよく仕上がります。
O字がまだあまり進行していないようならツーブロックでも良いです。
その場合、上の髪は長めにし、しっかりトップの薄い部分にかぶせ薄毛をカバーしましょう。ツーブロックの場合は少し明るめに染めても良いと思います。
明るめに染めるのならローライトよりハイライトの方がなじみやすく、全体的にふんわり軽い印象になります。ハイライトはあまり明るすぎずなじみやすいトーンにすると下品になりません。
ここがポイント!
バックに流すスタイリングですが、トップにどうしてもボリュームが出づらい場合は、ヘアマニキュアなどでダブルカラー(ヘアダイで明るくしつつ、ヘアマニキュアで色味だけをのせる2度染め)をしてもらうと、髪にハリが出てスタイリングしやすくなるかもしれません。
明るめでふわっと軽い印象なので、スタイリング剤もポマードやジェルではなく、ワックスなどで押さえつけすぎない程度に後ろに流してスタイリングすると良いでしょう。
M字O字両方結構進行してしまった方におすすめのカラーリング
M字O字のいずれか、又は両方が進行してしまっている方はバングやトップの毛量がすでにかなり少なく、希望のヘアスタイルにする事が難しい状態にあるのが特長です。
- MO字型におすすめのヘアスタイル&カラーリング
もし、両方併発してしまっていても地肌がすけすけになっていないのなら頭のハチ上(剃り込みラインから後頭部までをぐるっとつないだ上の部分)に少々長さを残し、全体をなるべく均一になるようしっかりすいてもらいましょう。
前髪は短めにし、アップバングにスタイリングします。トップの薄い部分も周りの髪を集め、全体的に立たせ気味にすると隠しやすくなります。
その際、カラーリングはかなり明るめにします。
薄い部分と、その他しっかりとすいた部分とをすけている地肌の色に近づければ薄いという印象もやわらぐでしょう。
サイドも地肌がすけるくらいの短い刈り上げにし、その部分も同じく明るくします。おそらく、トップの毛もあまり長めには残せないため(長く残すと薄毛が目立ちます)ハイライトは入れられない事が多いです。
全体を均一に明るく染めるだけでもカッコよくなります。
ここがポイント!
刈り上げがかなり短いので、毎回染めてもすぐ伸びてしまうし、意味ないのでは?と思われがちですが、全く染めていないのと、ちょっとでも染められた毛があるのとではその後伸びてきた時のおしゃれっぽさは全く違うものになりますので、薄いからこそ、短いからこそしっかり染めてもらいましょう。
色味は断然寒色系がおすすめです。明るいと寒色系の色味が出ずらくなるので、アッシュよりマット(緑)系がおすすめです。アッシュより赤みが出づらく、色の持ちも良いです。
A字型もしくはてっぺんがほとんど無くなってしまった方におすすめのカラーリング
さらに進行しているA字型、もしくはてっぺんがほとんどない方は地肌が丸出しの状態になっている事がほとんどです。
- A字型&頭頂部にほとんど髪の毛が残っていない人におすすめのヘアスタイル&カラーリング
この状態の方は、とにかく短くするのが一番です。
ここがポイント!
残っている部分を数ミリの刈り上げにし、清潔感を重視しましょう。
トップにいくらか毛量が残っているのなら、短くしつつ、とにかく明るく染めましょう。ハイブリーチをしても良いと思います。
ただ、ハイブリーチの場合、地肌にはかなり刺激があるので染める過程で痛みを感じる方も多いです。
その場合はブリーチではなく、カラー剤でできる一番明るいトーンにしてもらうと良いでしょう。
地肌の肌色と、黒髪とのコントラストが清潔感を損ないがちなので、この際地肌へのダメージはあきらめ、潔く明るくするのも手だと思います。
注意!
もし、AGAの治療を考えている方や、もしくは治療中の方は地肌へのダメージは避けた方が良いでしょう。主治医に必ず相談してみてください。
おそらく、ハイトーンのカラーリングは止めるよう言われると思います。
治療を考えていない方は、正直ここからまた健康な髪が増えていく事はないと思われるので思い切ってこまめにカラーをし、「おしゃれな薄毛」の地位を確立していった方が良いのではないでしょうか?
どのくらいの頻度でカラーリングするべき?
気になるのはカラーをどれくらいの頻度で続けるか?ではないでしょうか?
これは、ヘアスタイルや長さによって、また薄毛の具合によって個人差がかなりあるので一概には言えません。
ざっと目安としてお伝えしているのは下記の期間に一度程度をお勧めしています。
- 刈り上げに近いベリーショートは1ヶ月
- それ以外のミディアム程度で1ヶ月半〜2ヶ月
抜けた髪を見てみて下さい。一本の髪で、新しく生えてきた黒髪がカラーをした髪の長さと同じかそれ以上伸びていたら染めた方が良いです。
理想は黒髪の長さ1対カラーした毛の長さ2程度が良いのですが、毛髪全部が同じ長さに切られているスタイルでない事がほとんどです。
ここがポイント!
鏡でパッと見た時、黒髪の印象が強くなってきたら染め時と考えてください。
まとめ
薄毛の方におすすめのカラー方法を紹介させていただきましたが、最後に申し上げる注意点は、「明るくする時、むやみに地肌へ薬剤をつけない事」が鉄則です。
ここがポイント!
特に、薄毛の進行が気になる部分は可能な限り「地肌につけないでほしい」と伝えましょう。
逆に、サイドの剃り込み下や襟足などは薄毛が進行しないため(円形脱毛症の方を除きますが)アンダーセクションは薬液がついてもあまり問題はないでしょう。
薄毛の方におすすめする大体がサイドの剃り込み下や襟足は刈り上げるスタイルなので、刈り上げている部分はどうしても薬液が地肌についてしまう事が多いと思います。
アレルギーをお持ちの方や、極度の乾燥肌、敏感肌の方でない限り問題はないと思うので、あまり神経質にならなくても良いでしょう。