最近、「サードウェーブコーヒー」と言う言葉をよく耳にしますが、読んで字の如しで、コーヒーブームに第3の波が来ていると言うことです。
このブームの後押しもあり、ホッと一息つきたい時にコーヒーブレークを楽しむ方は多いのではないでしょうか。
けれど、毎日のコーヒーが髪に悪影響を及ぼしていたとしたら……実は巷には、「コーヒーを飲むことが薄毛につながる」と言う噂があります。コーヒー好きの方にとっては気が気じゃないですよね。
今回は、その噂の真相とコーヒーが本当に髪に悪影響を及ぼす可能性があるのかをご紹介します。参考にしてみてください。
この記事を書いたのは?
おじいちゃん、お父さんと薄毛で、将来的にはげてくることに怯えている薄毛のサラブレッドです。
現在、順調に薄くなってきており、遺伝子の強さを日々実感しております。
今回、コーヒーをテーマにしたのは、私自身コーヒーが大好きで、飲み過ぎてしまう傾向にあるため、コーヒーと薄毛の関係・影響について知りたかったからです。そんな私が、コーヒーを飲むことで起きる、薄毛への影響を紹介します。
コーヒーによる薄毛への影響
それでは早速、「コーヒーを摂取することは、髪に悪影響を与え、薄毛へと繋がってしまう」と言う噂の真相について検証していきましょう。
コーヒーが髪に及ぼす悪影響とは?
- カフェイン摂取による睡眠障害
- 体を冷やす
- タンニンによる亜鉛吸収の阻害
- アデノシンの働きを抑制
カフェイン摂取による睡眠障害
コーヒーには、カフェインが含まれていますがこの成分が睡眠を妨げてしまいます。
就寝前などにコーヒーを飲むとカフェインによって、なかなか寝付けなくなると言う経験をした人は少なくないと思います。
髪の毛は成長ホルモンの効果で、丈夫になりますし、発毛を促進することができます。この成長ホルモンは睡眠時に分泌が盛んになるため、コーヒーによる睡眠障害により、睡眠の質が低下すると、しっかりと成長ホルモンが分泌できなくなり、薄毛へとつながってしまいます。
体を冷やす
コーヒーのカフェインは、体を冷やすため、薄毛につながってしまいます。
血液は、頭皮に栄養素を運ばなくてはなりませんが、冷えによって、これらが滞ってしまうと、頭皮にしっかりと栄養が行き届かなくなってしまい、髪の発育に悪影響を及ぼします。
ここがポイント!
また、砂糖にも体温を下げてしまう特性があるため、コーヒーに砂糖を入れる方は、こちらも注意したいですね。
タンニンによる亜鉛吸収の阻害
コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンが、亜鉛を体外に排出してしまいます。
亜鉛は、髪の主原料である、ケラチンを作るための大切な栄養素ですが、タンニンのよって、亜鉛が不足することで、髪を作る栄養素も足りなくなってしまい、健康的な髪を作れなくなってしまいます。
亜鉛は、コーヒーに関係なく、不足しがちになりやすい栄養素でもあります。
アデノシンの働きを抑制
アデノシンには、強い髪を育てる、ヘアサイクルを正常にする、血行を促進するなどの育毛の効果があるとされています。ですが、カフェインの摂取により、アデノシンの働きを阻害してしまうと言われています。
それにより、健康的な髪を育てることができなくなるため、薄毛へとつながってしまいます。
コーヒーによって薄毛にならないために
ここまでコーヒーによる薄毛への影響について紹介してきましたが、コーヒー好きな人にとっては、「全く飲まない」いう選択は、少し厳しいはず。
次にどうすれば、薄毛にならずに毎日のコーヒーブレークを継続出来るかを検証していきましょう。
コーヒーブレークを継続するためにできる事
- 夜は控える
- コーヒーが「身体を冷やす」という科学的根拠はない
- 亜鉛豊富な魚介や肉を摂取する
- アデノシンが豊富な酢、酒粕を摂取する
夜は控える
コーヒーによる、睡眠障害を防ぐためには、夕方以降にコーヒーを飲むことを控え、1日に飲む量は4杯までにしましょう。
コーヒーを飲む際に、これらを意識すれば、睡眠障害を防ぐことができ、髪の発育にとって、良い睡眠を取ることができるでしょう。
コーヒーが「身体を冷やす」という科学的根拠はない
コーヒー身体を冷やすという科学的根拠はありません。
様々な要因から身体を冷やすと言われているコーヒーですが、最近では、体を温めると言われています。理由は、コーヒーを飲むと身体が温まり、血流が良くなるため、薄毛予防の効果が期待できます。
亜鉛豊富な魚介や肉を摂取する
日頃から亜鉛がたっぷり含まれている魚介や肉を食べるように心がけましょう。
普段の食事に魚介や肉を取り入れることで、自然と不足しがちな亜鉛をしっかりと摂ることができます。
アデノシンが豊富な酢、酒粕を摂取する
アデノシンが豊富に含まれる酢や酒粕を積極的に摂取していきましょう。
普段の食事などで酢や酒粕を摂るように意識していけば、アデノシンの摂取につながり薄毛予防としての効果が高まっていくでしょう。
まとめ
コーヒーと薄毛の因果関係について紹介してきましたが、どれも科学的根拠がないと言うことが、お分かり頂けたかと思います。
ここがポイント!
そのため、度を越さなければ、コーヒーをやめてしまうは必要もありません。
ストレスの多い現代社会において、薄毛は男性だけでなく、女性も悩む人が増えてきました。
そんな中、ささやかな癒しの時間ともいえるコーヒーブレークにコーヒーを飲めない状況こそが、ストレスとなり薄毛につながってしまう可能性が高いと言うのが筆者の見解です。